「ミニ単独ライブツアーSEASON⑪ツアー珍棒」東京公演直前にインタビューに応じたハリウッドザコシショウ(Photo by 大橋祐希) 東京でも大阪でもない、静岡が生んだ異色のエクストリームお笑い芸人=ハリウッドザコシショウ。1992年、大阪NSC11期生として入学。陣内智則、中川家、ケンドーコバヤシらと同期で大阪・心斎橋筋2丁目劇場を中心にコンビで活動を続けるが、99年には事務所を辞めて上京。その後の2000年代のキャリア(コンビ解散〜ピン芸人として再始動)はザコシいわく「地獄」だったそうだが、『あらびき団』出演などを経て、42歳で「R-1ぐらんぷり2016」優勝(史上最年長王者での優勝だった)。 ……という経歴だけ見れば「遅咲きの苦労人」というイメージを持たれるかもしれない。しかしザコシの尖った芸にそういったストーリーは不要である。最近はバラエティ番組のTV出演も増えているものの、その