米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス」に搭載された右ナビゲーション・カメラ(Navcam)が撮影した画像(2021年3月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA/JPL-CALTECH 【3月25日 AFP】数十億年前、火星には湖や海があった。だがその後、水はすべて消えうせ、今日知られているような荒涼とした岩石惑星に変容した。水の行方は謎となっている。 水の大半は宇宙空間へと消失したと、これまで考えられていたが、米航空宇宙局(NASA)から資金援助を受けた最新の研究では、水はどこかに消えたのではなく、表層の鉱物の中に閉じ込められているとする説が提唱されている。 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された最新論文の筆頭執筆者、エバ・シェラー(Eva Scheller)氏は、AFPの取材に「今回の研究では、含水鉱物と呼ばれる、実際に結晶構造中に水を含む鉱物が
1989年に探査機ボイジャー2号が撮影した海王星(左)と、今回の研究で得られたシアン化水素の分布を示したイメージ画像=東京大提供 太陽系で最も遠くに位置する海王星の赤道付近の上空に、猛毒の青酸ガスとして知られる「シアン化水素」が帯状に分布していることを東京大などの研究チームが発見し、米科学誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に発表した。 電波を観測する南米チリのアルマ望遠鏡を用いて、太陽から約45億キロ離れた天体の大気のごく微量の成分を捉えた成果で、チームはこの手法が惑星の大気環境の解明につながるとしている。 約164年かけて太陽の周りを1周している海王星は地球から遠く、探査機による観測の機会が少ない。直径は地球と比べて約4倍、質量は約17倍。これまで大気中にシアン化水素の存在は確認されていたが、どう分布しているか分かっていなかった。
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
カリフォルニア工科大学は8月27日、巨大な木星型惑星にも関わらずまるで彗星のような軌道を巡る、一風変わった太陽系外惑星「HR 5183 b」の研究結果を発表した(プレスリリース, Soraeの記事, ナゾロジーの記事, 軌道解説動画)。 HR 5183 bは木星の3倍ほどの質量を持つ天体で、巨大なガス惑星とみられている。特徴的なのはその軌道で、公転周期が45年~100年、軌道離心率が0.84というまるで短周期彗星のような細長い楕円軌道を取る。これは太陽系に例えると、近日点が火星付近、遠日点が海王星以遠となる。本来こうした長い周期を持つ惑星を発見するのは難しいが、今回は2018年にたまたま近日点付近に近づき、速度が急変したことから発見に至ったのだという。 通常の惑星形成ではこうした極端な軌道となることは考え難いことから、研究者は、この恒星系にはかつて同クラスの巨大惑星が存在し、それらが接近し
土星の環の一部に本体の影が落ちている。NASAの探査機カッシーニが2016年10月に最後に撮影した数点の画像を合成したもの。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星を取り巻く繊細な環。美しいのはもちろんだが、魅力はそれだけではない。信じられないような科学的な事実も打ち明けてくれるのだ。 このほど天体物理学の学術誌「The Astrophysical Journal」に、環に生じる波を利用して、土星の1日の長さを解明した論文が発表された。論文によると、土星の1日は10時間33分38秒であるという。科学者たちはこれまで、土星の1日の長さがわからないことを何十年も歯がゆく思っていた。 これは重要な発見だ。「太陽系のどの惑星についても、1日の長さは根本となる特性ですから」と、NASAの土星探査機カッシーニのミッションに参
(CNN) 土星を取り巻く大きな環は、あと1億年もたたないうちに消滅してしまうかもしれない――。米航空宇宙局(NASA)の研究チームがこのほど、探査機「カッシーニ」の観測などをもとに、そんな説を発表した。 土星の環は主に水と氷でできている。NASAの観測によると、この環は土星の重力によって分解されつつあり、「環の雨」となって土星の表面に降り注いでいるという。 土星の環から降り注ぐ雨は、オリンピック用のプールが30分でいっぱいになるほどの量に相当すると研究チームは推測。それだけでもあと3億年で環が消滅する計算だが、それに加えてカッシーニが環から土星の赤道に降り注ぐ物質を測定した結果、環に残された寿命は1億年に満たないと思われることが分かった。 土星の環については、土星や太陽系が誕生したのと同じ40億年前ごろに形成されたという説もある。 だが今回の研究では、環が形成されてからまだ1億年も経って
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く