3. 最新号の冒頭の21頁にわたる座談会(天野恵一・鵜飼哲・崎山政毅 「「政権交代後」の課題」)が、特集「新政権を考える 現場からの視点」の中心であろうが、これがもう、突っ込みどころ満載である。ほとんど逐語的に批判したい衝動にかられるが、時間もないので、以下、目についたところを指摘する。 ここで天野は、「『現代の理論』あるいは『世界』のように民主党にアイデンティファイしちゃって「民主党革命」万歳じゃなくて」と、一応は自らと『世界』との「立ち位置」の違いを強調するが、座談会で天野が言っていること自体は『世界』とほとんど変わらない。言葉づかい自体は相変わらず「無党派左翼」っぽいが、むしろ、「きっこの日記」あたりを愛読するような左派ブロガーを想起させる。冒頭の、事業仕分けを称賛するところから呆れさせるが、根本的に、民主党政権を運動側が介入するチャンスだとしているのが倒錯としか言いようがない。渡辺
C・ダグラス・ラミス、姜尚中、萱野稔人『国家とアイデンティティを問う』(岩波ブックレット、2009年12月4日売。なんちゅうメンツだ)を、姜の事実誤認に笑ったり、萱野が日頃のレイシスト的な主張を封印している姿を不快に思ったりしながら読んでいたら、以下の発言にぶつかった。 「姜 (中略)今後、日本でさらに高齢化が進み、労働力人口の割合がどんどん減少していってしまう以上、外から労働力を入れざるをいえないというのは、暗黙にはほとんど了解ずみのことなのだと思います。 むしろ問題は、僕のような人間が、あしたから日本国籍を取って東京都知事になるというような事態です。僕、みなさんが応援してくれるなら都知事選挙に立候補しますよ。石原さんと一騎討ちしてもいい。そういうふうに僕の名前が東京都知事になるということもありうるわけです。4年後、みなさんさえサポーターになってくれれば、姜尚中という東京都知事が誕生する
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