2006年頃より、IT業界ではあるキーワードが浮上してきた。そのあるキーワードとは「クラウド」である。昨今では猫も杓子も「クラウド、クラウド」といった具合だ。クラウドを取り巻くIT業界は日々、盛り上がりを加速させている。 筆者はもともと、データベース・エンジニアとして、長年にわたり数多くのデータベースの設計・構築・運用を行ってきた。数百TB、10台以上のインスタンスから構成されるような大規模なデータベースから、数GB程度の小・中規模なデータベースまで、さまざまな業種・業態でデータベースに関する案件に携わった経験がある。このデータベースという技術領域においても、「クラウド」の流れを非常に大きく感じる。 例えば、さまざまなユーザーから以下のような質問をいただく。 データベースをクラウド上に構築したいがどのようにすればいいのか? フルマネージド型のデータベースを利用したいが、運用上、問題ないのか
「Oracle Database(DB)は信頼性や可用性が高く、当社のシステムには欠かせない。しかしここ数年、保守料が右肩上がり。IT予算に占めるOracle DBの保守料金の割合が増えて困っている」。 製造業A社のシステム部長は悩んでいた。会計や販売管理、生産管理など社内の主要なシステムは全てOracle DBを利用している。しかし開発時期はバラバラで、システム構築を依頼したITベンダーもシステムごとに異なっていた。Oracle DBのライセンスはシステム構築に合わせて、その都度購入している。システムごとに同じOracle DBとはいえ、バージョンは異なり、システム部門の保守作業も手間になっていた。 「Oracle DBを使っているシステムの維持費用を削減したい」。こう考えたシステム部長は、安定稼働していて、今後も大きな業務機能の変更もないと想定できるシステムのデータベースの保守契約を止
概要 Amazon Aurora 事例祭りの事例紹介ということで、1年ほど前にクラブレコチョクのシステムをOracle RACからAmazon Auroraへ移行したので、それについてお話しさせていただきました。 内容 こちらが発表のスライドになります。 アジェンダとしては、 レコチョクとクラブレコチョクについて Auroraを選択した理由 どのようにAuroraへ移行したか どのようにAuroraを運用しているか Auroraに期待するところ といった感じでお話しさせていただきました。 レコチョクとクラブレコチョクについて スライドを参照いただければと思います。 Auroraを選択した理由 システム単体の課題を可決するために移行したというより、 会社全体としていくつか課題を抱えていたので、それを解決するために 全システムAWS移行を決めたというのが、まずはじめにあります。 Auroraを
NTTドコモの6600万顧客のリアルタイムビリング基盤「MoBills」を支えるデータベース基盤とは:”ノンチューニングで高速”をどう実現したか(1/3 ページ) 「Oracle Exadataで垂直統合型システムのイメージが変わった」──NTTドコモの基幹システムの1つ「MoBills」のインフラ刷新を推進したメンバーの1人はそう語る。約6600万顧客への課金/決済を担う同システムのデータベース基盤に、同社はなぜOracle Exadataを選んだのか?[プライベートクラウド/データベース統合][パフォーマンス改善][Engineered System][Oracle Enterprise Manager] 6600万顧客への課金/決済業務を支えるリアルタイムビリングシステム 苛烈な競争が続く携帯電話業界において、約6600万人の契約者を擁するNTTドコモは現在、キャッシュバックなど一過
Oracle Exadataの導入価値を最大化するNTTデータの取り組み:スペシャリストが語る、大規模導入プロジェクトの裏側(1/4 ページ) 「Oracle Exadata」の高い性能や可用性といった利点は、システムの要件に応じた的確な作り込みによって最大化される。導入を手掛けるシステムインテグレーターらは、どのような工夫によってそれを実現しているのか。NTTデータが手掛けた大規模プロジェクトのケースを紹介しよう。[プライベートクラウド/データベース統合][Engineered System] 顧客の要件に応じた作り込みが、Oracle Exadataの導入価値を最大化する 大規模かつミッションクリティカルなデータベース基盤を中心に、国内外のさまざまな領域で活用が進むOracle Exadata。その導入効果を最大化するには、ビジネスやシステムに固有の要件に応じた的確な設計/構築作業が不
Exadata Oracle Exadataは、あらゆる規模と重要度のOracle Databaseワークロードをハイパフォーマンス、可用性、およびセキュリティで実行する、エンタープライズ・データベース・プラットフォームです。Exadataは、トランザクション処理、分析、人工知能、混合ワークロードをより高速かつ効率的に実行できる独自の最適化によるスケールアウト設計を採用しています。お客様のデータセンター、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)、マルチクラウド環境において、多様なOracle DatabaseワークロードをExadataプラットフォームに統合することで、企業は、運用効率の向上、IT管理の軽減、コストの削減を実現できます。 Exadata Exascale-世界で唯一のクラウド向けインテリジェント・データ・アーキテクチャの発表 次世代Exadataクラ
オラクル、データセンターを3重化したリージョンをワールドワイドに展開、AmazonよりIaaSを安く提供。エリソン氏「Amazonクラウドがリードする時代は終わった」。Oracle OpenWorld 2016 オラクルの年次イベント「Oracle OpenWorld 2016」がサンフランシスコで開幕しました。 例年通り、最初の基調講演は日曜日の午後5時(現地時間)から開始し、同社CTOとなったラリー・エリソン氏が登壇。エリソン氏が一人で発表とデモを行いました。 エリソン氏はオラクルのクラウドの強みとして、IaaS、PaaS、SaaSを一社で提供しする点を強調。 また、オンプレミスとクラウドでまったく同じソフトウェアを利用しているおかげで完全な互換性があることが他社にない独自の差別化要因だとしました。 その上でIaaSへ注力し、Amazonクラウドに対抗することを次の発表で明確に示しまし
製品情報 - Oracle SQL Developer Oracleから無償ダウンロードできるSQL Developerというツールがかなり便利だったので紹介してみる。なおこのエントリで使用するOracle SQL Developerのバージョンは3.0です……が、ちょくちょく追記しているため、3.0or4.0以降のバージョンを基に書かれている部分もあります。 導入 SQL Developerは要JDK。 JDKが入れてなければ、JDK同梱版(このzipファイルにはJDK1.6.0_11が含まれています)の方を選べばOK。 JDKがローカルマシンに入れてあれば Oracle SQL Developer ダウンロード からファイルをダウンロードして解凍、sqldeveloper.exeを実行するだけ。コチラは起動時にJDKのパスを求められるので、それを入れる。ちなみに、JDK 1.6.0_1
Announcing the Official Node.js Connector for the Oracle Database by Oracle by Christopher Jones Jan 27, 2015 / Community, LoopBack Oracle has released a new Node.js driver for Oracle Database on GitHub! This is exciting for the Node community. The interest in Node applications that connect to the widely available Oracle Database is being recognized and rewarded with a driver that has been designe
久々に Oracle ネタです。以前 セッション管理に向いているデータベースは MySQL ? Oracle ? というエントリを書いたのですが、それとは別に insert の処理をどうしても高速化する必要に迫られました。今回高速化すべき要件として同一テーブルに大量のデータを一気に登録する作業です。いわゆる管理系業務で良くある csv のインポート的な機能に相当します。 さてそのような要件の場合、insert の方法は大きく分けて以下の方法が考えられます。それぞれどんなものかを知りたい方は本エントリー最後の参考を読むと理解できると思います。 アプリ側から csv のデータを読み込んで for 文で件数分ループして insert する マルチテーブルインサート機能を用いて、1つの insert で複数データを一括登録する バルクインサート処理を行う PL/SQL を定義して一括登録する SQ
日付に関する関数の逆引き SQLリファレンス、日付に関する関数の逆引き SQLリファレンス
大量のデータを処理した場合などに ORA-01000 最大オープン・カーソル数を超えました。 というエラーが発生することがあります。 これは文字通り一度にオープンできるカーソルの最大数を超えたことを示すエラーです。 Oracleで同時にオープンできるカーソルの最大数は初期化パラメータOPEN_CURSORSで設定することができます。 では増やせばいいじゃないかと安易に考えてしまいがちですが、そう易々と解決できるものではありません。 OPEN_CURSORSの値を増やせば、確かに上記のエラーが発生する確率を減らすことはできますが、逆にリソースを多く消費するようになり、Oracleのパフォーマンスが全体的に低下してしまうからです。 そもそもカーソルというもの自体リソースを多く消費するものなので、大量に使用するというのはアプリケーションの仕組み的に好ましくありません。 ですから、上記のエラーを回
パーティションの変更 名前 追加・削除 インデックス作成 [/2008-06-28] パーティション定義の照会 [/2009-01-06] パーティション内のデータ データ操作SQL [/2009-10-06] 特定パーティションへのSQL実行 [/2010-02-04] 格納されているパーティションの確認 [2009-01-09] パーティションのエクスポート [2007-12-13] パーティションを使うには、Enterprise Editionである必要がある。[2009-12-24] SQL> create table part_test 2 (key number) 3 partition by hash(key); create table part_test * 行1でエラーが発生しました。: ORA-00439: 機能は使用可能ではありせん: Partitioning SQ
本連載では、大規模データベースでのパフォーマンス・チューニングの手法として、Oracleパーティショニングを解説する。単なる機能説明にとどまらず、実機による検証結果を加えて、より実践的な内容をお届けする。(編集部) パーティショニングの必要性 今日、Oracleデータベースを取り巻く環境は、多種多様なユーザーのニーズに応えるべく進化しています。例えば、Webサーバのバックエンドとして使用されるデータベースでは、高い可用性を実現しながら、日々増加するデータに対し、多数のユーザーからの要求をレスポンスの遅延なく処理し、さらに、優れたメンテナンス性を提供するなど、ハードルの高い要件が求められています。 このような要件のデータベース・システムに対し、ハードウェア面ではここ数年、IAサーバを採用するケースが増加しています。IAサーバの64bit化やCPUの処理能力増大(マルチコア化)に伴いCPU処理
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く