緊急保証制度に金融機関の代理申請殺到 大阪市が禁止(1/2ページ)2008年11月22日印刷ソーシャルブックマーク 中小企業の資金繰りを支援するため、大阪市が先月から「緊急保証制度」を始めたところ、銀行など金融機関の担当者が代理人として申請するケースが相次いでいる。市は、この制度を使って中小企業が受けた融資の一部を自行への借金返済に充てさせる「つけ替え」が行われる可能性もあるとみて、25日から代理申請を当面禁止することにした。 申請を受け付けている同市中央区の大阪産業創造館。市職員は初日の先月31日から異様な光景を目にした。金融機関の担当者が1人で10企業の白紙委任状と書類を抱えてやってきた。 「何をつくっている会社ですか」「なぜ融資が必要なんですか」。職員が質問しても担当者はきちんと答えられない。携帯電話を取り出し、その都度、誰かに尋ねている担当者もいた。 緊急保証制度は国の景気対策の一