【シドニー支局】29日午前6時48分(日本時間30日午前2時48分)ごろ、南太平洋の米領サモア諸島沖でマグニチュード8・3の強い地震があった。 米地質調査所(USGS)によると、震源は同諸島ツツイラ島の南西159キロ地点で、深さは約33キロ。ハワイの太平洋津波警報センターは、米領サモアのパゴパゴで1メートル60センチ、サモアの首都アピアで70センチの津波を観測した。 ロイター通信によると、米領サモアを襲った津波で14人の死者が出たとのラジオ報道があるほか、ニュージランド・ヘラルド紙(電子版)は、サモアのウポル島南東部の村で約40人が死亡したとの未確認情報があると報じている。