閣議後に開かれた「知的財産戦略本部会合・犯罪対策閣僚会議」で緊急対策を決めた。対象となるのは、漫画の海賊版サイト大手の「漫画村」と、アニメ・テレビ版の海賊版サイト「AniTube! 」「MioMio」と、その類似サイト。
8月半ば、漫画家・中沢啓治氏(故人)の代表作『はだしのゲン』が、昨年末から松江市立小中学校の図書館で「閉架」(オープンな書棚に並べず、自由に閲覧できない)の状態にあることが一斉に報じられた。市の教育委員会が閲覧制限を求めたのに応えた措置とのことだ。 学校附設のものながら、公共の図書館が外圧によって蔵書の扱いを変えた。こうした「事件」が起こるたびに、「図書館」というものの機能と役割について考えさせられる。 図書館はあらゆる外圧からの独立を守られるべきである。これが、記者の立場だ。今回の事件を、日本社会の右傾化を象徴する出来事として捉える向きが多い。だが、今回の圧力が、たまたま、どちらかと言えば政治的に「右」に位置する立場からのものだっただけだ。公共図書館は、政治的な立場の左右にかかわらず、常にこうした外圧にさらされて来た。 例えば、2001年、政治的にはまるで「逆」の事件が起こっている。千葉
アメリカはタリバン復権を後押しし、アフガニスタンの民意もそれを支えた 民主化が失敗した理由は何か。これからどうなるのか【アフガン報告】6回続きの(3)
2012年12月に死去した漫画家中沢啓治さんが自身の被爆体験を基にした漫画「はだしのゲン」について、松江市教育委員会が同月、市内の小中学校に閲覧制限を要請していたが、要請の撤回を視野に再検討する方針を決めたことが、20日までに分かった。 市教委などによると12年8月、「はだしのゲンは間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書館からの撤去を求める市民からの陳情が市議会にあったが、市議会は同年12月に全会一致で陳情を不採択としていた。 しかし市教委は、作中にある女性への暴行場面や人の首を切る描写を問題視。同月中に市内の全小中学校に対し、作品を図書館の倉庫などにしまい、子どもから要望がない限りは自由に閲覧できない「閉架」措置とするよう要請した。要請は市の教育委員会会議で議論されずに、市教委の独断で2度にわたり行われていた。 清水伸夫松江市教育長は20日までの取材に、「手続き的にどうだったか調査
2009年10月に、米国ケンタッキー州ジェサミン郡の図書館の貸出担当職員2人が、性的な表現が含まれるグラフィックノベル(漫画の一種)を11歳の児童に貸し出さなかったことが貸出の規則に反するということで解雇されましたが、School Library Journalに、その続報が掲載されています。解雇の後には検閲や所蔵資料をめぐって論争が起こり、それを受けて、同図書館は、グラフィックノベルを再分類し、配架場所もヤングアダルトコーナーから遠い場所に変更したとのことです。なお、解雇された職員の1人は、該当資料について、制限図書に申請したものの受け入れられなかったため、利用できないように自分が繰り返し借りつづけていたところ、予約が入ったため、今回の事態に至ったとのことです。ALAの知的自由部のCaldwell-Stone氏は、このような問題をめぐっては、十分な情報が提供されないと、理性的な対話ではな
ジャーナリズム業界が将来を見据えて再び団結を目指す中で、Googleは、「Google News」上に掲載されるニュース記事に適用される「First Click Free」ポリシーへ新たな閲覧上の制限を課すことができる方針を発表した。 The Wall Street Journal(WSJ)を始めとするサブスクリプションベースのウェブサイトを運営する企業は、Google上に提供記事の全文が掲載されることを望んでいない。しかしながら、WSJを指揮するRupert Murdoch氏の発言とは裏腹に、多くの企業は、自社の配信するニュース記事がGoogleおよびGoogle Newsを通じて人々の目に留まるようにとも願っている。そこで妥協案として、Googleは、こうしたパブリッシャーがFirst Click Freeと呼ばれるプログラムに参加できるようにしてきた。このプログラムに参加すると、Go
◇主演DVD貸し出し中止 最高裁は7日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状が出た酒井法子容疑者が主演する裁判員制度の広報用映画「審理」について、使用を自粛すると発表した。最高裁のウェブサイト上での無料動画配信を停止するほか、DVDやパンフレットの貸し出し、配布を中止した。全国の地裁や家裁などに掲示した広報ポスターも撤去する。 「審理」は最高裁が昨年、「評議」「裁判員」に続く3作目の広報映画として製作。主人公に起用された酒井容疑者は、裁判員に選ばれる主婦を演じた。約60分で製作費は約7100万円。DVDとビデオ計約19万5000本を作製し、全国の地裁や図書館で市民に貸し出していた。 酒井容疑者は08年3月の完成試写会に島田仁郎(にろう)・最高裁長官(当時)らと出席。その際の会見で「事件をみんなで考えるいい制度。自分が裁判員に選ばれたら、不安だが時間をつくって参加したい」と話していた。同10月には
社会 「米兵裁判権放棄資料」訴訟 国「閲覧義務ない」2009年4月17日 【東京】日本政府が在日米軍による犯罪の第1次裁判権を放棄するとした法務省資料が、国会図書館で閲覧禁止になっていることについて、ジャーナリストの斎藤貴男さんが起こした閲覧禁止取り消しを求める訴訟の第1回口頭弁論が16日、東京地裁で開かれた。 原告の意見陳述で斎藤さんは「閲覧を禁止された資料は、国会図書館法が利用を制限する『人権を侵害する資料』ではない。むしろ正反対の、人々の人権が日米両政府によって侵害されている真実を説明してくれるものだ」と主張し、公開を求めた。 これに対し、被告の国側は文書で答弁した。答弁書では「法では、国会図書館は一般公衆に対し資料提供などの一定のサービスを行うとしている。それは国会図書館の任務として規定しており、利用者の権利としては規定していない。よって法は国会図書館に対し、すべての国民にす
インターネット上の書店「アマゾン」の利用者が商品について投稿する批評欄「カスタマーレビュー」に、いったん掲載された好意的なレビューが削除されたとして、話題作「日本語が亡(ほろ)びるとき」の著者で作家の水村美苗さんが、「削除理由について納得のいく説明がなく、公正さが疑われる」と批判している。ネット上の批評をめぐる議論に一石を投じる発言だ。 「カスタマーレビュー」は、利用者が本などを星一つから五つまでの5段階で評価して批評文を投稿するもので、誰でも閲覧できる。 「日本語が亡びるとき」の発行部数は5万部。版元の筑摩書房によると、同書の「レビュー」のうち、昨年11月5日の配本から12月15日までの間に五つ星レビューが少なくとも六つ消失した。 アマゾンの「ガイドライン」には「長さは800字までに」とあるほか、「冒涜(ぼうとく)的、猥褻(わいせつ)、また悪意を含む表現や動画」など17項目の掲載禁
日本国内で米兵が罪を犯した際の扱いなどを定めた法務省の資料について国立国会図書館が閲覧を禁じたのは違法として、ジャーナリストの斎藤貴男氏が16日、国を相手取り、資料の閲覧と110万円の賠償を求めて東京地裁に提訴した。 訴えによると、閲覧禁止となったのは「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁判権関係実務資料」(72年法務省作成)。米兵の犯罪について、重要な案件以外は日本が裁判権を放棄する内容などが記されているという。 「他国との信頼関係が損なわれる恐れがある」という法務省の申し出を受けて、図書館側は08年6月に閲覧を禁止していた。斎藤氏は提訴後「権力が求めれば資料が出ないのでは困る」と話した。【銭場裕司】 ▽国立国会図書館の話 訴状を受け取っていないのでコメントできない。
埼玉、東京で発生した元厚生省事務次官宅の連続襲撃事件を受け、全国の図書館で名前や住所などが載った官公庁の職員録の閲覧を制限する動きが出ている。今のところ県内の主要図書館へ波及していないが、関係者からは「『図書館の自由』を侵害しかねない」と懸念する声も出ている。【竹内良和】 ◆厚労省が“閲覧制限”求める 長野市若里の県立図書館。書庫の一角には背表紙に「県職員録」「職員住所録」などと書かれた分厚い職員録が並ぶ。住所や電話番号にとどまらず、顔写真や管理職以外の職員も載せた職員録もある。関藤夫・資料情報課長は「こうした図書がどれだけあるかよく分からない。100冊や200冊では収まらない」と話す。 「職員や元職員の個人情報を特定できる図書の閲覧や貸し出しに特段の配慮を」--。昨年11月26日付で、都道府県教委に厚生労働省から“閲覧制限”を求める文書が送られきた。事件を受け、国立国会図書館は12月に中
また再燃しているようです。何故か今更共同通信が報道したのが元凶? http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122301000392.html とはいえ、これのタイトルはとてもいいですね。「市民の不信感募る」これです。つまりは対応が二転三転する図書館に、市民が不信感を募らせている、って記事なわけです。経緯を端折っているので誤解が生じる余地はありますが、大筋はそういうことです。 ところがこれが「痛いニュース」に引用されて変な方向へ。 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1202768.html 非常に短慮なコメントが付いてるだけなので、見なくていいですけどね。ありがちな「腐女子自重」とか「エロ本置くな」とかその類です。このBL=ポルノ=オカズ、という思考回路には多分に言いたいことがあるわけですが、ここでは置いておき
織田信長 ぼちぼち、元気にやっています。少し薬にも慣れた...んかなぁ。相変わらず食べられないけど。朝、指がこわばって文字なんて入力できなかったけど、それはほぼなくなった。関節もどこも痛くない。薬効いてきたんやろな。 で、ブログを書こうと言う気がまた起きてきた。 …
2008年12月9日 図書館問題研究会 委員長 中沢孝之 図書館における官公庁の名簿等の取扱いについて(声明) 2008年11月、元厚生事務次官とその家族が殺傷される事件が発生し、その後出頭した容疑者が被害者の住所を国立国会 図書館で調べたと供述したとの報道がなされた。11月26日 には、厚生労働省より各都道府県教育委員会図書館担当所管課長宛に「職員の自宅の住所や電話番号が掲載されている」職員録につき、「旧厚生省や旧労働省、 厚生労働省の職員や元職員の個人情報を特定できる図書の閲覧や貸出について、特段の御配慮」及び「所轄の都道府県立図書館及び域内の市町村教育委員会」へ の連絡を要請した。 こうした報道や要請を背景として、国立国会 図書館や全国の公立図書館では、各種名簿や電話帳、住宅地図に至るまで様々な利用制限措置が拡大している。 本件殺傷事件が許すことのできない犯罪であ ることは言うまでも
図書館には実に多様な資料が収集され、利用者に提供されています。それらの資料の中には、ある人にとっては気にいらない資料が含まれています。Aさんが支持する本をBさんは支持しない。Cさんが喜ぶ本をDさんは下らないという。「国民の知る自由」に応えることは図書館の使命です。今回、BL図書に抗議した一市民の声に応えて、BL図書の収集・提供・保存をしないことに決めた堺市・図書館の対応は、非常に残念です。「図書館の自由に関する宣言」に抵触し、極めて問題があると考えます。 普通の書店に普通に販売されていて、普通の子(人)が普通に読んでおり、青少年健全育成条例上も問題にされていない図書を、有害とする根拠は何でしょうか。未成年者が読んで、青少年に害があったという具体的な事例を把握しているのでしょうか。ボーイズラブが青少年に有害であるという根拠も明らかにせず、他の市民の意見を聞く機会も持たなかったことは極めて残
職員録の閲覧中止、全省庁分に拡大 国会図書館2008年12月1日20時37分印刷ソーシャルブックマーク 元厚生事務次官宅の連続襲撃事件を受け、厚生労働省と旧厚生省の職員録の閲覧の一時中止に踏み切っていた国立国会図書館(東京都千代田区)は1日、他省庁の新旧職員録も含めた約900冊の閲覧を当面、中止すると発表した。「同種事件の発生の危険があり、政府関係者の生命・身体保護のため」と説明している。 同館によると11月末、同館を監督する衆参両院の議院運営委員会側から要請があり、閲覧中止の対象を他省庁分にも広げたという。緊急措置ということで中身を精査しきれておらず、自宅の住所が載っていないものまで含まれている可能性があるという。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く