菅首相は6日、東日本大震災の復興計画などの策定のために新設する「復興構想会議」の議長に、国際政治学者で防衛大学校長を務める五百旗頭(いおきべ)真氏(67)を起用することを決めた。 五百旗頭氏は、阪神大震災後につくられた調査研究機関で災害対応や復興の研究を行った実績があり、菅首相はこうした経験を評価して起用を決めた。 政府は、震災から1か月となる11日をめどに同会議を設置する方針。構成員には被災した県の知事らを起用する方向で調整している。 また、会議の下に実務者らでつくる複数のワーキングチームを設けることも決めた。「まちづくり」「社会福祉」「東京電力福島第一原子力発電所の事故対応」などが予定されている。