コンピュータアーキテクチャ研究の一環として古い動体コンピュータを収集 東京大学(東大)大学院 情報理工学研究科の平木敬 教授の研究室が「コンピュータ動物園(Computer Zoo)」を運営している。古い、動かないコンピュータを展示するコンピュータ博物館は、あちこちにあるが、平木研究室のComputer Zooはコンピュータを動く、生きた状態で飼うという点が大きく異なる。 平木先生の研究分野は「超高速計算システム・アーキテクチャ」で、計算・通信の高速化をハード、OS、コンパイラの視点から実現することが研究テーマである。このComputer Zooも過去のコンピュータの性能や消費電力のデータを取るというアーキテクチャ研究の一環である。 古いコンピュータの性能測定データは公表されたものもあるが、測定条件がまちまちであるし、消費電力が大きな問題になる以前の時代のコンピュータでは、電力のデータが無