オタク!! DENPA!!! イエ!!!!
※↑タイトルは、「猪木ボンバイエ」のノリでお願いしますw
DENPA!!!行ってきました!
- 「超ライトオタク」は、オタク文化に流入してきているのではない。オタク文化を自分の文化に持ち帰っている
- 「バーチャルクラブイベント」ニコ動のアーキテクチャ的な側面と、オタク文化のメジャー化(モテ化)という時代的な側面が合致して誕生したのが「超ライトオタク」だ!
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↑でこんなこと書いてしまったので、実態を知るためにも現場に赴かねばなるまい!ってことで、行ってきました。「DENPA!!!」
DENPA!!!、超最高!
結論からいえば、超楽しかった!「オタク文化を自分の文化に持ち帰っている」とか、うがった見方してしまって、すいません。みんな、普通にガチオタでしたwまぁ、確かに客のルックス面だけ見れば、平均的なオタイベントよりもかなりレベルが高かった感じはしたけど、中身はみんなオタ。美男美女の皮を被ったオタっていう感じでした。
イベントは、2Fと3Fの2フロアに分かれてて、雰囲気もかかる曲も、かなり違ってた。2Fはアニソンやゲームミュージックのダンスアレンジ版と、テクノ・ハウスなんかのエレクトロ系の曲をミックスして繋いでいく、ダンサブルな感じ。照明も暗くて、どちらかというと「普通のクラブイベント」っぽい。「ノイズ」とか「チップチューン」とか、そういう感じの人もプレイしてた。
3Fは、アニソンを原曲のままかけて、オープニングアニメのVJをバックに、みんなで歌うようなノリ。たぶんコスプレイヤー向けの配慮かと思うんだけど照明が明るくしてあって、全体的により「オタクっぽい」ノリ。「ジョジョ体操」なんかもやってたw
3Fで面白いなーと思ったのは、コスプレイヤーの「神化」(?)*1。こちらのフロアは、コスプレイヤーの人が多かったんだけど、たとえば「ハルヒ」のオープニングがかかったとき、フロアに居たハルヒのコスプレイヤーがDJブース前に飛び出して、観客の前で踊りだす。で、そのとき観客は前のほうから「ザーッ」ってその場に座り込んで、みんなでコスプレイヤーのダンスを鑑賞する。「そういうことになっている」らしい。コスプレイヤーも、こういう時向けにダンスの練習をしているようで、ちゃんとした振りで踊ってて上手い。
あとで同行者に聞いたらアイドル系のイベントではよくある光景らしいんだけど、でもまぁ、僕は初めて見た光景だったので、結構びっくりして新鮮だった。
僕はアニメを観ないオタなので、曲を知ってることが前提的なノリの3Fはイマイチついて行けず、知らないアニソンでも踊りやすくアレンジされてる2Fのノリのほうが好みだったけど*2、アニメをたくさん観てるオタの人は、知ってる曲がガンガン流れて、みんなで振りつけて歌って踊って盛り上がれる3Fも、凄く楽しめるのではないかと*3。
個人的には、渋谷axxcisに着いて最初に2Fに入った瞬間、たまたま「Fly To The Leaden Sky(バトルガレッガ St1)」→「Marginal Consciousness(バトルガレッガ最終面)」→「Mutiny - 運命は少女と共に (エスプガルーダ2 St1)」のSTGメドレー*4が流れて酷くびっくりした。その瞬間、「DENPA最高!うがっててゴメン!!」状態にw
大トリのDJテクノウチでは、フロアにいたコスプレイヤー達がステージに上がり、DJに合わせて客を煽りまくる!
テクノウチに限らずアニソン系DJのかける曲には、原曲ママ、アレンジを問わず「アンセム」的な曲があって、そういう曲では「オタ芸」的に客のノリ方がある程度決まっている*5。で、振りを知らない人はノリ遅れがちなんだけど、テクノウチのプレイでは、コスプレイヤーの煽りを見てれば大体ノリ方がわかるので、僕のような初心者でも安心して踊ることができた。僕もオタ芸ノリを真似して、踊りまくってきましたよ!「ここで手拍子3回!→ジャンプして絶叫!!」「♪みっくみっくにしてあげう〜 パパン!(手拍子2回!)」!年甲斐もなくはしゃぎすぎて、翌日は太もも筋肉痛でしたw
超ライトオタク?
……と、こんな感じでとても楽しいイベントだったんだけど、まぁ実際現場に行ってみれば、「超ライトオタク」とか、結構どうでもいいっていうか。たぶん、あそこに来てる人はみんな、「自分の好きな曲がクラブでかかって、みんなで歌って踊れたら超楽しいじゃん?」っていう感じで来ているんじゃないかと思うのね。
で、その「自分の好きな音楽」が、自然にアニソンやゲームミュージック等の「オタク文化」だった。そういう世代がある程度のボリュームを持って出てきて、自然発生的にだんだん盛り上がってきてるのがあの界隈なのかな、とそんな印象を持った。
で、それを「超ライトオタク」とか「オタク代4世代」というカテゴリで括るんであればそういうことになるのかも知れないけど、たぶんそれは別に特別なことじゃなくて、単純に「ゲームやアニメで育った世代の新しい遊び」が出てきてるってことなんだと思う。
テクノウチのプレイが終わった後、イベント主催者が出てきて叫んだ「超ライトオタク、サイコー!!」という締めの言葉を聞き、そんなことを思いながら僕も「サイコー!!」と絶叫し返し、渋谷axxcisを後にしましたとさ。
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おまけ
僕が完全にやられた「並木メドレー」が流れたまさにその瞬間のKAZ a.k.a.HIGEのプレイ動画が、DENPA!!!ブログでうpされてたので貼っときます(2:00くらいから)。これは嬉しいなぁ。
「Marginal Consciousness」は「Fly To The Leaden Sky」の裏に混ぜられててかなり解りにくいけど、多分入ってると思う。他にグラディウスのボス曲なんかもやってて、STG好きにとってはたまらないプレイ。