日本国・日本人に関するいろいろな物事に反対したり排斥したりすること。
主に東アジア、まれに欧米などの海外での動きに対して使われるが、「反日日本人」という罵倒語もある。
中国や韓国では、特に近年、相互の歴史認識の違いや日本の一部の政治家による言動を理由にした反日感情もみられる。政治に対する不満が国民に広まった際に反日ナショナリズムを利用し、国民の不満の矛先を日本に向けさせて政治体制を維持するということが行われるという主張もある。実際の事例としては、2005年春頃に中国で反日運動として暴力を伴うデモが大きな盛り上がりを迎えた。
欧米においてはかつて、貿易摩擦や人種差別を理由とした反日の例が見られた。反捕鯨運動や歴史認識などの日本批判を「陰謀による反日」とするむきもある。
ある種の保守派は戦後民主主義の左翼偏向教育とWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)が日本国内での「反日」を蔓延させたと主張している。中には、1974年に三菱重工東京本社ビル爆破事件を起こした東アジア反日武装戦線などを引き合いに出し、反日という思想が1970年以降の日本の左翼の大部分に通底する思想であると解釈する人もいる。
それに対しては、国家の運営のあり方について日本政府・与党の現方針と異なる意見を述べ改善を求めているに過ぎない者を全体主義的立場からラベリングしており、戦前の「非国民」という決め付けと同じだという批判がなされている。
検索エンジンなどに「反日」と入れて検索すると様々なものがヒットするが、その真偽・解釈等を含め個別具体的に検証する必要がある。
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