偽チャリティ・サイトの例(McAfeeの情報から引用)<br>左が偽物で,右が本物。本物のサイトのコンテンツをそのままコピーしているので,見た目だけから判断することは難しい。
偽チャリティ・サイトの例(McAfeeの情報から引用)<br>左が偽物で,右が本物。本物のサイトのコンテンツをそのままコピーしているので,見た目だけから判断することは難しい。
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 米McAfeeは12月11日,寄付を募る偽のチャリティ・サイトが続出しているとして注意を呼びかけた。募金をする際には,正規のチャリティ・サイトであることを確認するよう勧めている。

 同社によると,毎年クリスマス・シーズンが近づくと,偽のチャリティ・サイトが増えるという。偽サイトの多くは,不特定多数のユーザーへ偽のメールを送信してユーザーを誘導する。いわゆる「フィッシング詐欺」の手法を使う。

 偽メールは「ボットネット(ボットに感染したコンピュータで構成される仮想的なネットワーク)」から送信され,偽サイトは攻撃者が不正に乗っ取ったコンピュータ上に構築されることが多い。

 偽サイトは,正規のチャリティ・サイトのコンテンツをそのままコピーしているので,見た目から本物かどうかを判断することは難しい(写真)。このため,特にメールで誘導(紹介)されたチャリティ・サイトについては,サイトがもっともらしく思えてもすぐに募金することは控え,そのサイトが本物かどうかを十分確認すべきだとしている。

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