ノキア、ゲーム機兼用携帯『N-Gage QD』を出荷開始

フィンランドのノキア社は、ゲーム機兼用携帯電話の新機種『N-Gage QD』を、欧州、アフリカ、アジア太平洋地域で出荷開始した。昨年発売した『N-Gage』の廉価版。販売が低迷している初代機に比べ、小型化、バッテリー駆動時間の延長などを図っている。

高森郁哉/Infostand 2004年05月27日

フィンランドのノキア社は26日(現地時間)、ゲーム機兼用携帯電話の新機種『N-Gage QD』を、欧州、アフリカ、アジア太平洋地域で出荷開始した。昨年発売した『N-Gage』の廉価版となる。一部市場では通信事業者からの補助金があるため、市価が最低で49.99ユーロ(約6800円)になる可能性があるという。補助金がない場合の価格は199ユーロ(約2万7000円)。

同社は先月、製品を発表した際、補助金適用後の最低価格は99ユーロになるという見通しを示していたが、販売額はこれを大幅に下回ることになりそうだ。また、広報担当者は「一部市場では、補助金つきで“0ユーロ”になる可能性がある」とも述べている。

N-Gage QDは、販売が低迷している初代機(日本語版記事)に比べ、本体の小型化、電話使用やゲーム交換の使い勝手の改善、バッテリー駆動時間の延長を図っている。