ホーム > 報道資料 > 報道資料 2011年 > HRカッティング
日本ビクター株式会社のグループ会社であるビクタークリエイティブメディア株式会社はこのほど、マスタリングスタジオで制作した高解像度なハイビット、ハイサンプリングによるハイレゾリューションマスター音源※1(以下、HRマスター音源と称す)を、CDへダイレクトにカッティングする新技術「HRカッティング」を開発しました。
「HRカッティング」は、オリジナルマスターのクオリティーチェックを経て、「K2テクノロジー※2」を駆使した独自のマスタリング、カッティング、プレスにより生み出された「xrcd※3」に匹敵する高音質を、さらに多くのお客様に提供させていただくための新技術です。この技術により、ハイレゾリューション音源のままでマスタリングされたHRマスター音源をダイレクトにCD信号へ変換・カッティングできます。
通常、CD信号をカッティングするためには、一旦44.1kHz/16bitのDDPマスター※4を作成する必要があり、制作現場から「ハイレゾリューション音源の音質をそのままCD化できないか」という要望が出ていました。「HRカッティング」は、それを可能にし、より高解像度なCD(当社比)の製作を実現しました。もちろん、「HRカッティング」によるCDは、全てのCDプレーヤーで再生可能です。
2011年9月21日以降、株式会社テイチクエンタテインメント他から、「HRカッティング」を採用した音楽CDが順次発売される予定です。
※1: 高解像度の176.4kHz/24bit のマスタリング済みのマスター素材。
※2: 日本ビクター㈱のデジタル音源の高音質化技術。
※3: xrcd (Extended Resolution CD) : マスタリングおよびCD製造にいたる全工程を徹底的に音質管理することにより、マスターに忠実であることを追求した高解像度CD。
※4: DDPマスター(Disc Description Protocol) : CD、DVDマスターテープの1種。
1.マスタリングスタジオで制作したハイビット・ハイサンプリングのHRマスター音源から工場でダイレクトカッティングする高解像度CD(High Resolution CD)の製作。
2.当社独自のオリジナルの高品位「HRカッティングシステム」※5により、高音質のCD製作を実現。
3.「HRカッティング」は、通常CD以外にもSHM-CD仕様※6と組み合わせが可能。
※5: K2技術を使用し、高解像度の176.4kHz/24bitの信号から44.1kHz/16bitに、音楽エネルギーを等価変換しながらCDカッティングするシステム。
※6: 従来のCD素材とは別種の液晶パネル用途のポリカーボネート樹脂を使用することにより、さらに光学的に透明性を向上させた高音質CD。SHMおよび、SHM-CDは、日本ビクター株式会社とユニバーサルミュージック合同会社の登録商標です
TECI-1310 | 「 想 / INORAN 」 | 9 月21日発売予定 |
TECG-25053 | 「 浄夜 / 新良幸人(アラユキト) + サトウユキ子 」 | 10月12日発売予定 |
TECI-1314 | 「 紅樹 ~ nobumako no uta~ / 信政 誠(ノブマサマコト) 」 | 10月19日発売予定 |
本件に関するお問い合わせ先
ビクタークリエイティブメディア株式会社 営業部
TEL: 046-276-8146 FAX: 046-275-1486 〒242-8515 神奈川県大和市下鶴間1612-1
このページの内容は、報道発表日時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。また、ご覧になった時点で、変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承願います。