みなさん、ちょっと考えてみてください。自分が「する」曜日は何曜日が多いでしょう?
「したいときにするから、曜日なんて考えてない!」とか、「記念日や誕生日、クリスマスやバレンタインデーなど、男女ともに感情が高ぶる日にするから曜日は関係ないんじゃない?」と思った人も多いと思います。しかし、曜日とSEXには密接な関係があるかも? そう考えた私は、厚生労働省が発表している「人口動態統計」を用いて大胆な仮説を立ててみました。
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分析に使用したのは、厚生労働省の発表する人口動態統計。これは、出生数を都道府県別、母親の年齢別、出生時の体重・身長別などの事柄別にわけたデータです。これの2000~2010年の最新10年100万人分を調べたところ、出生日は「12月31日」がいちばん少なく6,956人で、いちばん多いのは「9月26日」の38,398人でした。2番目に少ない「1月1日」は23,662人で「12月31日」との差は2万人となっています。
問題のSEXする曜日に関してですが、厚生労働省の調査結果に直接のデータはありません。当たり前といえば当たり前の話ですが、ここで私が考えたのが、出生日と出生数のデータを元に、出生日から「十月十日」で逆算する方法です。この方法を用いれば、SEXする曜日がわかると考えたのです。分析前の私の予想では、金曜日は「お持ち帰り~」なんて言葉がありますし、月曜は週の始めで忙しそうなイメージがあるので、1位が「金曜日」で最下位は「月曜日」になると考えました。
しかし、2000~2010年のデータの中から「着床したと思われる日」を算出したところ、意外にも「日曜日」がいちばん多く、「金曜日」は最も少ないという結果になりました。「着床・妊娠した曜日」≒「セックスをした曜日」と考えれば、ひとつの興味深い類推データといえるかもしれません。以下で詳しく見ていきます。
トップの日曜日は173,741人、ワーストの金曜日は113,948人。その差はなんと59,793人でした。実は、日曜日は金曜日と比べて52%も多いんです! この差を見過ごすわけにはいきませんよね。
少し意外ではありませんか? どうせなら、翌日が休みの土曜日の方が良い気がするのは私だけでしょうか? 日曜日にSEXをする理由としては、以下のようなものがあると思います。
- 日曜日は会社が休みで外に買い物に行くのはちょっと...という人が多い。
- 土曜日に出かける用事は済ませておいて、日曜日は家でゆっくりしたいという人が多い。
- 月曜になるとまた1週間仕事でゆっくり会えなくなるから離れる前に温もりがほしい...という人が多い。
ぱっと思いついたのは、この3つでした。「ほかの原因じゃない?」と考えた人は、ぜひ文末に用意したアンケートで教えてください。
10年分のデータを曜日ごとにわけたところ、1年間でのSEX日ワースト10の日は、全部金曜日で埋まってしまいました。金曜日にSEXが少ない理由も考えてみます。
- 金曜日は飲み会などで飲んだ後のため、ホテルに行っても寝てしまう。
- 金曜日は疲れている人が多いからゆっくりしたい。
- 会社の付き合いで飲み会に行ったり残業したりで金曜の夜は忙しい。
いかがでしょう? この予測に「そうそう、金曜って何となく疲れてるんだよね~」などと賛同してくれる人も少なくないのでは?
■統計方法とアンケート
いかがでしたか? 調査前の予想では「SEXは金曜日がいちばん多いに決まっている」と信じきっていたので、完全に裏をつかれた衝撃的な結果でした。
今回は、出生日から「十月十日」を逆算してSEX日を割り出しました。仮説としては少々強引ですが、得られた結果には納得できる気もします。
ただし、正確なデータとはいえません。SEXをしたら必ず妊娠するとは限りませんし、着床しないSEXの方が多いのは確かだからです。より正確度を上げるには、実際にアンケート調査をしてみるのが良いのかもしれません。
というわけで、ライフハッカー[日本版]では、アンケートを実施します。「出生日から十月十日を逆算するに賛同できるかどうか」などといったアンケート項目を用意しています。匿名で投票できるアンケートですので、皆さまぜひ率直な意見をお寄せください。ご協力をお願いします!
※ 以下のフォームが正しく表示されない場合は、こちらのリンクから投票フォームに移動できます。(大山奏)