今年のノーベル自然科学3賞　マイクロRNA　AIの人工神経回路　タンパク質の構造予測

今年の自然科学部門のノーベル賞は、マイクロRNA（リボ核酸）の発見と遺伝子調節の仕組み解明、本格的AI（人工知能）の基礎となった人工神経回路の開発、コンピューターによるタンパク質の設計と構造予測が選ばれた。受賞者は計7人。各部門の研究内容や意義をまとめた。

マイクロRNAによる遺伝子調節の仕組み解明

生理学・医学賞は、マイクロRNAを発見し、遺伝子調節の仕組みを解明した米マサチューセッツ大のビクター・アンブロス教授（70）と米ハーバード大のゲイリー・ラブカン教授（72）に授与される。