「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が2021年7月26日、世界自然遺産に登録された。遺産地域は鹿児島、沖縄両県の4島で面積は計4万2698ヘクタール。亜熱帯照葉樹林が広がる「奄美・沖縄」は、アマミノクロウサギやヤンバルクイナなど、大陸から切り離され独自の進化を遂げた絶滅危惧種が数多く生息する「生物多様性」が特徴だ。
日本の世界自然遺産は、2011年の「小笠原諸島」(東京都)以来10年ぶり5件目。鹿児島県は1993年の「屋久島」に続く2件目の登録で、国内で唯一、複数の世界自然遺産がある都道府県になった。