1980 年に大分県佐伯市で「とらふぐ専門店」として創業し、とらふぐの加工・販売・飲食店を営んでいる、柳井商店。現在は家庭用の通信販売商品に特に力を入れており、専属契約を交わしている養殖業者から大切に育てられた新鮮なとらふぐを仕入れ、40
年間培ってきた優れた技術で加工し、全国のお客様に向けて販売しています。
業務用にとらふぐの卸売業を行っていた柳井商店は、売上の拡大を目指して 12〜13
年前からオンライン ショップで家庭用商品の販売を開始しました。そして、オンライン
ショップ開設後、年末に一度だけ配信される大型の広告で商品を発信したところ、全国からの注文が顕著に増加。さらに、もともと卸売業では関東の市場や百貨店のお客様が特に多かったこともあり、日本全国でとらふぐの需要があると考えていたといいます。
しかし、当時メインで実施していたのが地元限定の広告だったため、それ以降は、全国のお客様にオンライン
ショップの情報を届けるすべがなかったという課題がありました。
また、家庭用商品を販売する以前は、長年にわたって業務用の商品の販売だけ続けてきたため、「家でもとらふぐが食べられる」という魅力を、どうすれば一般家庭へ効果的に届けられるか分からずに苦戦していました。それらの要因が重なり、オンライン
ショップ開設後は注文数が伸び悩んでいたといいます。
同社の経営と広告戦略を一手に担う代表の柳井様は、普段から Google
検索を利用していました。そのため、Google
広告をよく目にしていたことからその存在を知っており、いつか使ってみたいという思いがあったといいます。そうした自然な流れから、全国のお客様に情報を届けるために Google
広告の導入が始まりました。「新規のお客様に商品を届けるにあたって、誰もが知っている企業からの広告なら多くの人が受け入れてくれそうだなという期待感を持っていました」と、柳井様は当時の心境を語ります。
そして、まずは同社を検索で上位表示させるために Google
広告の検索広告(リスティング広告)を開始。検索キーワードの選定も含めた広告運用を柳井様ご自身で行いました。「Google
広告の運用を外部に委託すると費用がかかってしまいます。私たちは大きな企業ではありませんから、その費用をなかなか捻出することはできません。そこで、自分自身で運用を始めたのですが、最初はマーケティングの専門用語や Google
広告の管理画面の操作方法に慣れず、苦戦しました」と、柳井様は振り返ります。
しかし、その後は Google 広告の専任のサポート担当と定期的なミーティングを行ったことでスムーズに始めることができたといいます。「初期の段階で専任のサポート担当の方からアドバイスをもらえて本当によかったです。売りたい商品を売るためのキーワード設定や予算の組み方の考え方など、レポートをもとにした改善提案を受けながら、広告キャンペーンを設計したことにより、効果的な広告設計を始めることができました」と、柳井様は表情を和らげます。
さらに、その後は Google の AI からのキーワードや予算の設定など、広告を最適化するための提案が運用をする上でとても助けになったといいます。
オンライン ショップを開設してから数年間 Google
広告の運用を行い、徐々に売上が伸びていく様子を見て、柳井様は確かな手応えを感じました。そこで、「一度も冷凍せずに生のとらふぐを届ける」という新商品を全国のお客様に知ってもらうため、2023
年 9 月からさらに力を入れた Google
広告の配信を始めました。
その後、広告を見た人によるホームページの閲覧数が急増。そして、約
4 か月後の同年 12 月の売上は、前年比
5 倍を達成することができました。購入してくれた方を対象にアンケートを行ってみたところ、「Google
広告を見て、柳井商店を知った」という人が大部分を占めており、柳井様はその効果に驚きを隠せませんでした。さらに、それまでに少しずつ増えていった購入者に対する県外在住者の割合が、 9
割を占めるようになったといいます。卸売業をやっていた頃は、売上をつくっていくためには自分たちで営業に出かけていましたから、Google
広告を使うことでその手間を省けたこともうれしかったですね。おかげで品質を高める業務に専念することができています」と、柳井様は話します。
また、Google 広告によって通年で販売できるようなタッチポイントをつくれたことが、その後の経営にも良い影響を与えてくれたといいます。「一般的なとらふぐの販売シーズンは、10
月〜3 月だといわれています。ですから、その時期以外にはほとんど注文がありませんでした。消費者の方からすると季節物という印象が強いようで、旬の時期に購買数が増え、時期を過ぎると減少してしまうんです。ですが、とらふぐの養殖自体は通年で行っていますから、たとえば刺身などは夏でも美味しくいただくことができます。Google
広告を運用するようになって、そういったことも知ってもらえたのではないかと思いますね。今では、地域や時期を問わず販売できるようになったので、本当にありがたいですね」と柳井様は笑顔を見せます。
今回の結果を受けて柳井様は「一時は、1
か月先の予約まで埋まってしまうほどの売れ行きでした。これがないと売れないとさえ言ってよいほど、私たちにとっては欠かせないツールだと感じています。地方にある柳井商店を全国のお客様に知っていただくための大切なパートナーですよ」と、Google
広告の存在価値を話します。
現在は、より多くの家庭においしいとらふぐを届け、売上を加速させていくために、Google
広告とホームページの運用にさらに力を入れ、広告の効果を拡大していける戦略を進めています。「40
年培ってきたノウハウで生のとらふぐを届ける技術を確立したので、Google
広告を使って、一番おいしい状態でどんどん全国のお客様にお届けしていきたいです」と、柳井様は展望を話します。
さらに「今後は、よりお客様のニーズが細分化されてくると思います。そうした状況になっても、Google
の AI が的確に状況を分析し、効果的に販売ができる提案をしてくれるとうれしいですね」と、Google
広告に対する期待も語りました。
Google 広告の導入の際には、この事例のように専任の担当がサポートします。広告開始に役立つ具体的なアドバイスの提供から最新の運用方法のご紹介、キーワード設定、最適な予算まで一緒にチェックしますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。もちろん、ご相談は無料です。
質問がある場合はサポート担当までお気軽にご連絡ください。