テレビなどのCMで目にするのが「何とか酵素は健康に良い」といった言葉です。 どうやら「酵素」という言葉は「良い」というイメージに感じる人が多いのでしょう。 そういった製品は、私から見ればよくこんな気持ち悪いもの飲めるなといったものですが。 この「酵素」という言葉に対してのイメージは、大学程度の教育で生物化学などを取った人とそれ以外でかなり異なるようです。 私も教養課程で生化学、そして専門課程になるとそのものずばり「酵素学」という科目を受講しました。 そこで習う酵素というものは、ウィキペディアの定義によれば「酵素とは、生体内外で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子である。酵素によって触媒される反応を「酵素的」反応という。このことについて酵素の構造や反応機構を研究する古典的な学問領域が、酵素学である」ということです。 生物が生きているということは、必ず生体内で化学反応が行われています。