今月発売されたSoftware Design 2015年5月号のUbuntu Monthly Reportでは、あわしろいくやさんが「Ubuntu 14.04で使用できるUSB無線LANアダプター7選」を書いてくれています。そこで今回はより快適な無線LAN環境を構築する上では避けては通れない電波環境の調査(サイトサーベイ)の方法について説明します。 この世はすべて波だらけ 無線LANは無線通信で構築したローカルエリアネットワークです。使用する無線通信はBluetoothや赤外線などいろいろな種類が存在しますが、そのうちWi-FiロゴのついたIEEE 802.11規格対応の機器を使用する無線通信が一般的でしょう。今回の記事も、IEEE 802.11に限定して説明します。 IEEE 802.11は主に2.4GHz帯と5GHz帯の電波を利用した通信方式であり、使用する周波数や通信方式、それに伴う
皆さん、こんにちは。 ワイヤレスブログ第11回では、「DFS」についてお話させて頂ければと思います。 DFSとは「Dynamic Frequency Selection」の略称です。名前からではイメージしにくいため最初に簡単に説明してしまいますと、無線LANで利用する特定のチャネルは、気象レーダーなども利用しており、それらレーダー波を検知した場合には、他のチャネルへ変更する必要があります。この機能のことが「DFS」機能と呼ばれており、この機能の搭載は法的に義務付けられています。 「法的義務で勝手に切り替えてくれる機能があるなら別に気にしなくていいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それですと今回のブログが終わってしまいますし、何よりDFSに絡めて無線LAN環境を設計する上で役立つ内容も書いていきますので、もう少しお付き合いいただければと思います。 まずは「電波の干渉」について
Wi-Fiの電波を可視化して「波」にして表示し、ルーターからどれくらいの距離まで電波が届くのかをシミュレートする「Wifi Solver」が公開されていたのでシミュレートしてみました。 WiFi Solver | WiFi Solver https://help.wifi-solver.com/ WiFi Solverの元になった理論は2014年に考案されていて、2015年には理論を元に構築したアプリ「WiFi Solver FDTD」が登場していました。今回登場したWiFi SolverはWiFi Solver FDTDを再構築してブラウザに移植したものです。 自宅でWi-Fiの電波がどのように拡散していくのかをシミュレーションできる「WiFi Solver FDTD」レビュー - GIGAZINE WiFi SolverはWebGPU APIをベースに作られているため、WebGPU A
工場から生産管理システムを利用できないと連絡が入った。調べてみると無線LANに接続する際の認証がうまくいかない状態だった。工場内のネットワーク機器は正常だったが、工場と事務所のLANを接続するローカルルーターに意外な不具合が発生していた。 無線LAN(Local Area Network)に接続できないトラブルは、原因を突き止めるのが難しい。無線LANのアクセスポイント(無線AP)の不具合はもちろん、無線APに電力を供給するPoE(Power over Ethernet)対応のレイヤー2(L2)スイッチのトラブルや、端末を接続する際の認証がうまくいかないケースなど、様々な原因が考えられるからだ。ましてや工場のように遮蔽物が多かったり、ノイズが発生しやすかったりする環境では、電波の入り具合も考慮する必要がある。 食酢の製造・販売を手掛けるマルカン酢で、ITシステム室長を務める荒木恵一さんが2
スペクトラム・テクノロジーは、Raspberry Piを使いWi-Fi 6Eに対応した「WiFiプロトコル・アナライザ V2」の販売を開始した。 同製品はRaspberry Pi 4 Model B、Netgear製Wi-Fi 6E対応USBアダプターを使用したWi-Fiプロトコルアナライザーだ。対応するWi-FiプロトコルはIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axで、2.4GHz、5GHz、6GHzに対応している。6GHzはCh1(5955MHz)からCh93(6415MHz)までの20MHzのモニターが可能だ。ソフトウェアにはWiresharkを採用しており、電波干渉調査や故障対応、性能確認などに幅広く利用できる。 価格は6万6000円だ。またオプションとして、取得したWiresharkのパケットをMicrosoft Power BIを用いて可視化するパケット分析サービスを、1
無線LANルーター - 原則として「業務用も作ってるメーカー」が強い - 棒状のアンテナ沢山生えてるやつは見かけほど強くない - ぶっちゃけ5千円くらいのやつでも一般的な家庭のインターネットの速度を十分満たせる - 現状の速度に不満があるならまず原因探る - 古い機器は捨てる
はじめまして、デジタルペンテスト部2年目のれーじです。 1年目はIoTペネトレ、2年目の現在はスマホアプリ診断を担当しています。先輩も後輩も化物みたいな人しかいないため、足を引っ張らないように必死です。 先日友人から「フリーwifiとかって危ないって聞くけど実際どうなの?」と聞かれました。「危ないよ!」と即答したのはいいものの具体的にどう危ないかの説明に困ったため、それを機にwifiハッキングについて少し勉強し、実験した内容をブログにしました。 はじめてのブログですので色々ご容赦ください。 これからの内容は絶対に自身の環境以外で試さないでください。「不正アクセス禁止法」に引っかかる可能性があります。 wifiハッキングって何するの? 隣の家のwifiを不正利用 実験環境 事前準備 kaliにwifiインタフェースを認識させる。 実験内容(手順) wifiインタフェースをMonitor mo
より速く、かつ安定した無線通信を求めてWi-Fiルーターを新調したのに、思ったような通信速度が出ないし、接続も安定しない。このようなWi-Fiルーターに対するネガティブな声は価格.comのクチコミでも見られるが、それはWi-Fiルーターの設定が使用環境に合っていないからかもしれない。特に接続の安定性については、チューニングによって大きく改善することがある。本記事では、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応するWi-Fiルーターを例にして、安定接続を実現するための実践的な設定方法を紹介したい。 NECの「Aterm WX3600HP」(2021年6月3日発売)を使って、Wi-Fiルーターの設定方法を紹介する。本製品は発売当初、動作の不安定さが指摘されていたが、ファームウェアのアップデートと設定の見直しで改善。今では、安定動作のWi-Fi 6ルーターとして評価されるようになっている
2025年度からの導入に向けて、仕様の策定が進められている次世代の電力メーター。資源エネルギー庁が2020年9月から2022年3月にかけて開催した「次世代スマートメーター制度検討会」による議論の結果、家庭向けの電力メーターと利用者側の宅内ネットワークをつなぐ「Bルート」に2.4GHz帯の無線LANを採用する。 スマートメーターの通信路は、電力やガス事業者側でメーターを管理する「メーターデータ管理システム(MDMS)」とつながる通称「Aルート」と、住戸やビル内のネットワークにつながるBルートの2つがある。Bルートは、スマートメーターの計測値を利用者側に送信する通信路だ。Bルート経由で計測値を受け取ったエネルギー管理システム(EMS)が、消費電力の見える化や、電力の供給状況に応じて利用者の電力使用を制御する「デマンドレスポンス」などに役立てる。家庭向けのEMSを「HEMS」、ビル向けのEMSを
Dell'Oro Groupは、企業向けWi-Fi機器とAIアプリケーションに今後の5年間で450億~500億ドルが費やされると予測する。 同社はWi-Fi 6の進捗(しんちょく)に大きな変化が生じる可能性についても強調している。Wi-Fi 6はここ数年で無線LANのデファクトスタンダードになり、Wi-Fi 6をサポートする技術は堅調に展開している。2022年にはWi-Fi 6互換機器が市場に約20億台投入されると推定されている。 ここで予想外の動きがあった。業界団体のWi-Fi Allianceが2022年1月、Wi-Fi 6 Release 2を発表したのだ。 ユーザーはWi-Fi 6Eを求めていない? iStock.com/falconer 自然な流れとして、Wi-Fi 6の次のステップはWi-Fi 6Eになると長い間予想されていた。Wi-Fi 6Eでは2.4GHzと5GHzに加えて
無線LANの利用シーンごとのリスクを解説 2022年2月1日に開講した「これだけは知っておきたい 無線LANセキュリティ対策」の追加講座という位置付けで、全12回で構成されている。追加された講座は以下の6つ。 第1回:もっとつながる・使える公衆無線LAN<Wi-Fiの技術> 第2回:とっても危険!「野良Wi-Fi」 第3回:そのWi-Fi、本物ですか? 第4回:さまざまな公衆無線LANサービスを知ろう 第5回:Wi-Fiの接続と暗号化の仕組み 第6回:安全なWeb利用の方法 自宅やオフィス、外出先といった無線LANの利用シーンごとのリスクや適切なセキュリティ対策の方法を解説する。 関連記事 開発者が怖いのは「スマホへの不正アクセス」 ラックがスマホアプリのセキュリティ対策に関する調査結果発表 ラックは、スマートフォン向けアプリケーションの開発者を対象に、開発環境やセキュリティ対策の実施状況
無線LANの電波強度や位置をPCを手に歩き回ることで可視化し、、無線LANの設置場所の検討や近くにある無線LANと競合していないかをチェックする場合に利用できるソフトが「Ekahau HeatMapper」です。無線LANのチャンネル/SSID/MACアドレス/APベンダー/最大のデータレートなどが確認できます。 ダウンロード&インストール、操作方法については以下から。 Ekahau HeatMapper http://www.ekahau.com/products/heatmapper/overview.html ◆ダウンロード&インストール 上記サイトにアクセスして、「E-mail(メールアドレス)」「First name(名)」「Last name(姓)」「Company(会社名)」「Country(国)」「Wi-Fi Routers/APs in your network(ネットワ
仕事や日常生活に必須の存在となった無線LAN。滞りなく業務を続けたり、快適にコンテンツを楽しんだりするには正しい理解が欠かせない。そこで基本的な仕組みから最新技術まで、無線LANについて解説する。 パート1は、なぜ無線LANは高速なのか、その理由に迫る。これまでどのように無線LANが高速化してきたのかをひもとき、さらに現在策定中の最新規格「IEEE 802.11ax」の高速化技術を取り上げる。 無線LANは目に見えない電波を使って通信するため、盗聴や不正アクセスといったセキュリティー面が気になる。パート2では、無線LANの最新セキュリティー規格「WPA3」や、基本的なセキュリティー対策を解説する。 パート3では、素朴な疑問に答える形で、無線LANの仕組みを説明する。実験結果を基に解説しているので、無線LANのことにあまり詳しくない人でも、一通り読めば基本的な知識が身に付くはずだ。
Looking for how to hack WiFi password OR WiFi hacking software? Well, a security researcher has revealed a new WiFi hacking technique that makes it easier for hackers to crack WiFi passwords of most modern routers. Discovered by the lead developer of the popular password-cracking tool Hashcat, Jens 'Atom' Steube, the new WiFi hack works explicitly against WPA/WPA2 wireless network protocols with P
■ PlaceEngineのプライバシー懸念を考える PlaceEngineが研究実験の段階を越えて商用サービスとして提供開始されているということで、「みんなの地図2」を購入した。使用してみて、想像以上に実用になるものであることを知った。東京の都心で試したところ、たいていの場所でかなりの精度で場所を特定してくれる。 「みんなの地図2」に付属のPlaceEngineクライアントは、ローカル(UMDもしくはメモリスティック)に保存されたデータに基づいて位置を計算するようになっているが、Windows用のPlaceEngineクライアントは、インターネット経由でサーバに位置の計算を問い合わせるようになっている*1。そのため、ノートPCでもネットがつながってさえいれば、GPSがなくても位置を調べることができ、それはとても興味深い機能であり、今後の応用が楽しみなシステムだと感じた。*2 しかし、この
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