29日、出版デジタル機構は「株式会社出版デジタル機構」(サービス名:パブリッジ)の設立を発表し、記者会見を行なった。設立予定日は2012年4月2日、代表取締役に植村八潮(東京電機大学出版局局長)が就任。その他取締役に野間省伸氏(講談社代表取締役社長)、堀内丸恵氏(集英社代表取締役社長)、相賀昌宏氏(小学館代表取締役社長)、監査役に菊池明郎(筑摩書房代表取締役会長)氏が就任している。 同社は出版社が持つコンテンツの電子化制作支援、配信支援を行なっていくのが主な目的であり、コンテンツの不足やジャンルの偏りを解消していくことにより、電子書籍の普及が促進されると考えているという。 ただし、同社が直接的に一般の読者に向けたBtoCビジネスは行なわない。電子化を行なった後の販売は出版社側に任されており「販売については出版社はいいコンテンツで競争してほしい。電子出版を行なうコストや人的負担が大きいが、良
米Googleは米国時間2011年7月11日、同社の電子書籍配信サービス「Google eBooks」のプラットフォームを組み込んだ初めての電子書籍リーダー端末が発売されると発表した。米iriver製の「Story HD」と呼ぶ端末で、米国の大手小売りチェーンTargetが7月17日から実店舗とWebサイト(Target.com)で販売を始める。価格は139.99ドル。 6インチの電子ペーパーを備える端末で解像度はXGA(768x1024)。米Amazon.comの「Kindle」と同じくタッチスクリーンを備えず、QWERTYキーボードを搭載する。本体の重さは7.3オンス(約207g)とKindleの6インチ型Wi-Fi対応モデルより若干軽い。1回のフル充電で1万4000ページの画面切り替えが可能で、待機時間は最大6週間。 Wi-Fiを搭載しており、Google eBooksで販売する書籍
ヤフーは12月16日、「Yahoo!コミック」で来春から、「週刊少年ジャンプ」の作品など集英社の漫画作品をEPUB形式でダウンロード販売すると発表した。ジャンプ作品を集英社のサービス以外で、PC向けに有料配信するのは初めて。 Yahoo!コミックでは電子コミックをストリーミング形式で提供してきたが、新たにEPUB形式のファイルをダウンロードし、専用ビューワで閲覧する仕組みを用意。集英社の作品をダウンロードして読めるようにする。まずはPCからの閲覧に対応する。 集英社主催の無料イベント「ジャンプフェスタ2011」(12月18・19日、千葉・幕張メッセ)の「shonenjump.com」ブースでは、iPhoneとiPad向けに漫画をダウンロード配信するYahoo!コミックのデモを行う予定。 関連記事 ジャンプ作品など無料公開へ 赤松健「Jコミ」、集英社や講談社も協力 「漫画文化を絶やさないよう
米大手書店Barnes & Nobleは10月26日、電子書籍リーダーNOOKの新モデル「NOOKcolor」を発表した。フルカラーのタッチスクリーン搭載で、249ドル。11月19日に発売する。 オリジナルのNOOKはモノクロ電子ペーパーディスプレイと小さなカラーディスプレイを搭載しているが、NOOKcolorは「VividView」という7インチのタッチ対応IPS液晶ディスプレイを搭載する。約6000冊の電子書籍を保存できる8Gバイトのストレージ、microSDカードスロット、Wi-Fiを備え、サイズは20.6×12.7×1.2センチ、重さは448グラム。 NOOKと同様に、電子書籍の貸し借りができる「LendMe」機能や実店舗内で電子書籍を立ち読みできる「Read In Store」機能のほか、FacebookやTwitter、電子メールで簡単に友人と電子書籍を共有できる「NOOKfr
大日本印刷と傘下の書店持ち株会社・CHIグループは10月から、電子図書館構築支援サービスを始める。貸し出し配信システムから電子書籍の使用許諾まで、電子図書館に必要なものを一括提供する。 大学図書館や公共図書館が電子書籍貸し出しサービスを行えるようにするASP型サービス。CHI子会社の図書館流通センターが持つ書籍データベースと各図書館の貸し出しシステムを連動させる。検索で借りたい書籍が見つかった場合、利用者は紙か電子のどちらかを選んで借りることができるようにする。 利用者に会員IDを発行し、自宅PCからの利用も可能。紙の書籍と同様に電子書籍を一定期間閲覧できるようにする貸し出し処理や、紙の書籍の貸し出し予約受け付けなども行える。 電子書籍の配本ではDNPグループのモバイルブック・ジェーピーと協力。出版社から許諾を得た自然科学、人文科学分野の書籍や実用書、教育・学習関連書など約5000タイトル
スタイルシートの新たなWeb標準として現在策定が進められているCSS3に対して、日本語に対応した禁則、傍点(圏点)、縦書き仕様などの機能が追加されたドラフトが公開されました。 9月28日にPublickeyで公開した記事「電子書籍フォーマット「EPUB」で縦書きとルビのサポート、来年5月には仕様完成の見通し」では、EPUBでの縦書きやルビ、傍点などの仕様を策定中であることを紹介しましたが、EPUBはXHTMLやCSSをベースにした仕様であるため、仕様策定の作業はEPUBとCSSのそれぞれのグループが協力してCSS3に対して機能を追加する方法で行われていました。 これが最終的にCSS3の仕様として策定されれば、Webブラウザ上での禁則処理、傍点、縦書きなどの組み版処理が充実することになります(ルビはまだ作業中ですが)。大げさではなく、世界中のWebブラウザに対して日本の日本語文化に対応した表
iPad向けにCloudReadersを配布しはじめてから、絵本作家・同人作家・出版社などの方々から色々な形で連絡をいただいている。その中でも興味深いのが、PDFなどの形で作った電子書籍をCloudReadersと組み合わせて単体のiPadアプリとして販売・配布したいという話。 「ビジネスモデル」なるものを準備していたわけではないので、相手が個人の場合は書籍の内容さえ面白そうであれば無償でアプリ化を進める一方、相手が出版社の場合はそれなりの手数料+ライセンス料を請求させていただく、という形でいくつかを同時進行させていただいている。 本来ならば、こういうことはちゃんと営業の人を雇うなり代理店を見つけるなりして幅広くビジネスとしてやるべきなのだろうが、そちらが本業になってしまっては「新しいアプリを作る」という一番楽しいことができなくなってしまうので少し悩んでいる。 そこで、実際にこの手のニーズ
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