
今月発売されたSoftware Design 2015年5月号のUbuntu Monthly Reportでは、あわしろいくやさんが「Ubuntu 14.04で使用できるUSB無線LANアダプター7選」を書いてくれています。そこで今回はより快適な無線LAN環境を構築する上では避けては通れない電波環境の調査(サイトサーベイ)の方法について説明します。 この世はすべて波だらけ 無線LANは無線通信で構築したローカルエリアネットワークです。使用する無線通信はBluetoothや赤外線などいろいろな種類が存在しますが、そのうちWi-FiロゴのついたIEEE 802.11規格対応の機器を使用する無線通信が一般的でしょう。今回の記事も、IEEE 802.11に限定して説明します。 IEEE 802.11は主に2.4GHz帯と5GHz帯の電波を利用した通信方式であり、使用する周波数や通信方式、それに伴う
一度試してみたいツール「AGGRESSOR NETWORK」というものを、Facebook上の投稿だったか広告を見て初めて知った。これはbitset社の製品で、ネットワークの有線接続の間に挟んで通信遅延やパケット損失をエミュレート、つまり意図的に発生させるツールとのこと。ネットワークの障害を再現する際に使うものらしい。 AGGRESOR NETWORK :: bitset 興味を持ったので情報を追いかけると、このツールの、MIT licenseなソースコードがGitHub上にあると分かった。 GitHub - bitset-jp/aggressor_network: Linux Network EmulatorさらにREADMEには、「Raspberry Pi 4」を使って開発とテストを行ったと書かれている。ということは、私の手元のRaspberry Piを使ってこのツール作りに挑戦できる
Microsoftは4月18日(米国時間)、「Three Reasons Why You Should Not Use iPerf3 on Windows - Microsoft Community Hub」において、Windowsでネットワークパフォーマンスの測定にiPerf3を使用すべきではないと主張した。同社は利用すべきではない理由を挙げるとともに、iPerf3の代わりとなる代替ツールを紹介している。 Three Reasons Why You Should Not Use iPerf3 on Windows - Microsoft Community Hub WindowsでiPerf3を使用すべきではない3つの理由 Windows環境でのネットワークベンチマーキングにおいて、使いやすさと高いカスタマイズ性からiPerf3が使われることがある。しかしながら、MicrosoftはWi
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 今日は、ポート番号は、「部屋番号のような...」という説明に終止符を打ちにきました。 職種の都合上、エンジニアの面接をよく行うのですが、ポート番号という基本知識ですら、「マンションの部屋番号みたいな...」というレベルの回答しか答えられない人がほとんどです。 たしかに、部屋番号という例えは、イメージしやすいですが、実際の仕組みや重要性を理解することなく、ふわっと理解したのままでは、具体的なポートフォワーディングの設定を組むときや、実際のポートを設定する際に戸惑うことでしょう。 そこで、本記事では、ポート番号の本質をより深く掘り下げ、その
皆さん、こんにちは。 ワイヤレスブログ第11回では、「DFS」についてお話させて頂ければと思います。 DFSとは「Dynamic Frequency Selection」の略称です。名前からではイメージしにくいため最初に簡単に説明してしまいますと、無線LANで利用する特定のチャネルは、気象レーダーなども利用しており、それらレーダー波を検知した場合には、他のチャネルへ変更する必要があります。この機能のことが「DFS」機能と呼ばれており、この機能の搭載は法的に義務付けられています。 「法的義務で勝手に切り替えてくれる機能があるなら別に気にしなくていいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それですと今回のブログが終わってしまいますし、何よりDFSに絡めて無線LAN環境を設計する上で役立つ内容も書いていきますので、もう少しお付き合いいただければと思います。 まずは「電波の干渉」について
ランサムウェアによるサイバー攻撃が増加するなか、企業はどのような対策を講じるべきか。本稿では、EGセキュアソリューションズ 取締役 CTO/情報処理推進機構(IPA)非常勤研究員/技術士(情報工学部門)の徳丸浩氏に、ランサムウェアの概要や主な感染経路、有効なセキュリティソリューションなどについて伺った。 EGセキュアソリューションズ 取締役 CTO/情報処理推進機構(IPA)非常勤研究員/技術士(情報工学部門)の徳丸浩氏 ランサムウェアとは ランサムウェアはそもそも、マルウェア(悪意のあるソフトウェアやコードの総称)の一種として知られてきた。感染するとコンピュータがロックされたり、データが暗号化されたりしてアクセスできなくなり、元に戻すために身代金(ランサム)を要求される。つまり、マルウェアの中でも脅迫により金銭を得ることを目的としたものを指していた。 だが昨今では、社内ネットワークなどへ
この記事は、Techouse Advent Calendar 2024 24日目です。 昨日は Matsu-Nobu さんによる JavaScriptでテストしやすいコードを書く工夫 でした。24日目は、Techouse技術開発責任者の山崎 が担当します。 今回は、社内で利用しているWebブラウザベースのVoIPサービス「CallConnect (以下、コールコネクト)」における通信不安定の問題と、その解決に至る過程を共有します。 VoIP とは TechouseではWebブラウザベースのコールコネクトを利用し、セールス担当者・カスタマーサクセス担当者・キャリアアドバイザー担当者とお客様との間の連絡にフル活用しています。Webブラウザからコールコネクトの画面を開いてボタンをポチるだけでお手軽に外線電話をかけられるので大変重宝しております。 こういうふうにインターネットやLANを介して内線電
来年3月からはじまるオンライン資格確認、保険証全面廃止なんていう物騒なニュースも飛び交っていますが、とりあえず便利になるのは確かです。現時点では一般には詳細は開示されていないようですが、開発ベンダー向けには来年への対応に向けて着々と準備が進んでいます。 このようなサービス、今時ならアプリをダウンロードしてアカウント作って、即稼働って感じになるのでしょうけど、マイナンバーカードを使う、最高レベルの個人情報を取り扱う、既存の医療システムとの連携するといういろんな意味で結構ハードルが高い対応を迫られているので、簡単に導入ってわけにはいきません。 それに加えてサービスがIPv6ベースであること、これが意外に手強いです。IPv4で十分なので、なんとなく避けていたPv6、必要に迫られて調べるとIPv4とはまったく、それこそ天地が逆に世界で、驚きに世界でした。今、関係ないと思ってる人も知っておかないとい
IPv4には、プライベートIPアドレスとして割り当てられたアドレスブロックがあります。 1996年に発行されたRFC 1918で規定されている10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16の3つです。 NAT(NAPT)とともにプライベートIPアドレスは、多くの環境で利用されています。 企業LANなどでIPv4ネットワークを構築するときに、プライベートIPアドレスを一切使わずにグローバル(パブリック)IPアドレスのみで組むようことは、いまでは少ないのではないかと推測しています。 世界中で多く利用されているIPv4のプライベートIPアドレスですが、2024年現在時点において、IPv4のプライベートIPアドレスと全く同じ用途のIPv6アドレスは存在しません。 IPv6には、ULA(Unique Local Address)というアドレスがあります。 「ULAって
はじめに HTTPとHTTPSの違いを理解できていますか? ウェブサイトにアクセスする際、多くの方がブラウザのURLバーで「http://」や「https://」といった表示を目にしたことがあると思います。一般的に 「HTTPSはセキュアだから安全」「HTTPは非暗号化だから危険」 と言われますが、その違いや仕組みを正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。もし 「ちょっと怪しいかも…」 と感じたら、この記事に目を通してみてください! 特に読んでほしいのは、ネットを日常的に利用している方や、ウェブサイトの開発・運営に関わりたいと考えている方です。サイトを作る側としても、どの場面でHTTPSが必須なのか、HTTPとの使い分けを知っておくと、より安全で信頼できるサイトづくりができるはずです。ぜひ参考にしてみてください! どんな方でも頭の片隅に入れておいても損はない情報ですので、ぜひ最後
IPoEの普及によって、日本の家庭のインターネット回線は 確実にIPv6化が進行している 家庭用のインターネット常時接続サービスでIPoE(IP over Ethernet)が簡単に利用できるようになった。IPoEでは、簡単に言えば、自宅が1つのサブネットワークになる。そもそもIP over Ethernetとはイーサネットを流れているIPと同じということである。 実際、ルーターにはIPv6グローバルネットワークアドレスが割り当てられ、そこから自動割り当てられたWindowsマシンのIPv6アドレスもインターネットでそのまま通用するグローバルアドレスである。 そういうわけで、あらためてIPv6とまともに付き合う必要が出てきた。今回は、IPv6の基本の「キ」としてざっくりとした解説をする。 まずは基本となるIPv6アドレスについて まずはIPv6アドレスについてだ。IPv6アドレスは128b
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く