東京大学は4月3日、カナリア諸島にある国際ガンマ線望遠鏡の「MAGIC(Major Atmospheric Gamma Imaging Cherenkov)」を用いて、「かにパルサー」の回転に伴う超高エネルギーガンマ線パルスの放射を観測し(画像1)、パルサーからの放射としては従来の理論予測の50~100倍を超える超高エネルギーのガンマ線放射であることを発見したと発表した(画像2)。 成果は、東大宇宙線研究所の手嶋政廣教授、同齋藤浩二特任研究員、徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部の折戸玲子助教、東海大学理学部物理学科の櫛田淳子講師、マックスプランク物理学研究所の齋藤隆之研究員、同高見一研究員らの共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、3月30日付けで「Astronomy & Astrophysics」に掲載された。 かにパルサーは1秒間に30回の速さで回転する、強