「チョコレート・ファイター」鑑賞。 「マッハ!!!!!!!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が新人女優ジージャーを主役に迎えたムエタイ・アクション映画。 「マッハ!!!!!!!」が登場した時のショックは常套句で使われる以上の、本当の意味で「革命的映像」だった。それまでアクション映画の最前線でジャッキーが押し進めてきたスタイルだって相当に危険な事をしていたし、それまでのアクション映画の“限界”だって突破していた。ジャッキー自身の身体能力も相当ハイレベルな物だった。 しかし「マッハ!!!!!!!」はそのさらに上を行った。具体的には、ジャッキーがベストだった頃の上を行く身体能力をもったトニー・ジャーによる、もうこれ以上は不可能というまでに命の値段がダンピングされた映像であった。 ヒジやヒザという人体の中でも堅い部分をいかに勢いよく相手の急所に当てるか?という野蛮さを突き詰めて鮮麗させたムエタイ技