男性は一夫多妻制の方が長生きするという研究がNew Scientistに掲載されている(本家より)。コーネル大学で行われたInternational Society for Behavioral Ecologyの年次総会で発表されたこの研究では、WHOのデータを使い189ヶ国を一夫多妻制の度合いで4段階に分け、GDPや平均収入などの社会経済差を考慮の上比較した。その結果、何らかの一夫多妻制を慣習としている140ヶ国の60歳以上の男性の方が一夫一妻制の49ヶ国の男性より12%長生きであることが分かった。婚姻パターンの分け方は大まかであり、より多様な婚姻パターンで分析した場合結果は異なる可能性はあるとのことだが、一夫多妻制の方が長生きな理由として、高齢になっても養うべき子供がいることで健康に気をつけるようになるという社会的な理由や、進化からくる生物学的な理由が関わっているかもしれないとのこと。