株式会社サイバーエージェント AI事業本部 2024年度エンジニア新卒研修 オブザーバビリティ研修実践編(一部社内向けの内容)
株式会社サイバーエージェント AI事業本部 2024年度エンジニア新卒研修 オブザーバビリティ研修実践編(一部社内向けの内容)
こんにちは。 ご機嫌いかがでしょうか。 "No human labor is no human error" が大好きなネクストモード株式会社の吉井 亮です。 日本国内においても多くのシステムがクラウド上で稼働していることと思います。 俊敏性、拡張性、従量課金、IaS、セキュリティなどクラウドのメリットを享受しやすい所謂 SoE で多くの実績があるように感じます。 ここ1~2年は、社内基幹システム・情報システム、SoR 系のシステムのクラウド移行が本格化してきたというのが肌感覚であります。 クラウドでのシステムインフラ構築は従来のようにゼロから非機能要件定義を行っていくものではなく、ベストプラクティスをまず実装して少しずつ微調整を行っていくものと考えています。とはいえ、システムごとの要件は予め明らかにしておくことがインフラ構築においても重要になります。 クラウド上では出来ること出来ないこと
あなたが知らない既存機能があるかもしれません! マイクロソフト社は2006年、Microsoft Officeの新バージョンで追加してほしい機能について、顧客調査を実施しました。驚いたことに、ユーザが希望した機能の90%以上はすでに実装されており、その存在が知られていないだけであることが判明しました。機能の「見つけにくさ」の問題の解決策として同社が考案したのが、現在のMicrosoft Office製品でおなじみの「リボンUI」です。 この問題はOfficeに限ったものではありません。日々使用するツールの機能をすべて把握している人はほとんどいません。PostgreSQLのように大規模なツールであればなおさらです。数週間前にPostgreSQL 14がリリースされたばかりなので、この機会にPostgreSQLのあまり知られていない機能に注目してみたいと思います。 この記事では、Postgre
HashiCorp社が提供するTerraformは、マルチクラウド上のコンピュータやネットワークの構築を自動化する、エンジニアにとても人気のあるツールです。 Terraformをご存じなかった方にも、その「成り立ち」と「何を目指しているのか」についてご理解いただけるよう、今回は「5分で分かるTerraform(Infrastructure as Code※1)」と題した記事を日本語訳してお届けします。著者のMehdi ZedはモントリオールでDevOpsバックエンド開発に携わっており、DevOpsについてSNSで積極的に発信しています。その発信内容は非常に分かりやすく、今回の記事についても本人の了解を得て日本語化しました。 ※1 インフラの構築・運用に関わる作業をコード化、自動化するアプローチ。設定変更作業をコードで管理することで手作業による間違いを防ぎ、設定変更を履歴として管理できる。ま
こんにちは、kintone.comのバックエンドエンジニアをしている@ueokandeです。 いきなりですが、メールって難しいですよね。 普段HTTPに慣れていると、メール周りのプロトコルの理解は難しく、トラブルにも見舞われることも少なくないです。 またメールプロトコルの性質上、メールを送った後にもトラブルは起こりがちです。 グローバル向けkintone.comはAWSで運用しており、メールの機能はAmazon Simple Email Service(SES)を利用しています。 この記事ではkintone.comのメール基盤の全貌と、Amazon SESを利用する上での運用プラクティスを紹介します。 kintone.comとメール kintone.comでは、ユーザーの招待やkintone上の更新を知らせるためにメールを利用し、メール送信は重要な機能の1つです。 kintone.comは
そもそも、べき等性とは、どういうことを言うのでしょうか ? これは「ある操作を 1 回行っても複数回行っても結果が同じである」ことをいう概念です。 例えば、注文処理を考えます。画面インターフェースで、注文確定 / 送信ボタンを押すという操作で二度三度押してしまうユーザーがいます。これで同じ内容の注文が複数回登録されてしまったら問題です。こういったケースでは、画面側で連続して押せないような実装を追加したり (①)、サーバー側で同じ注文の処理であることを認識して適切に一つの処理と判断するようなこと (②) が必要です。 この例では、画面側の制御を入れたほうが簡単なように見えます。しかし、現実には画面とサーバーとの間のネットワークの問題や画面以外からの HTTP コールなどを考えると、このような重複リクエストが起こってしまうという可能性はゼロではありません。 このようなものへの対処として、サーバ
わたしが執筆した サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本 が2021-04-14に発売されます!! 物理本:2021-04-14発売 Kindle:2021-04-09発売 PDF/EPUB:2021-04-09発売 →Gihyo Digital Publishing ※電子版が先行発売。時代ですねぇ 今回は表紙がとてもポップで、いままでの著書にはない雰囲気。これはこれでとてもいいカンジ。 つかいかた Webエンジニアの初期研修の1冊にピッタリだと思います。 ぜひお手にとってください! 今回の サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本 はインフラエンジニアの卵のためのファーストステップ本です。 広く浅くいろいろなトピックを摘めるようにしています。 本書を専門分野への足がかりにしてください。 Webエンジニアがインフラのことも知っていきたい!とい
Red Hatの森若です。 この記事は Software Design 2021年3月号 に執筆した「CentOS Stream入門」の原稿から派生させた記事です。 CentOS Streamとは? CentOS Streamは2019年9月に公開された比較的新しいLinuxディストリビューションです。 その後2020年12月に、CentOS プロジェクトが出荷されたRHELをリビルドしたCentOS Linuxの作成を近い将来やめ、CentOS Streamへシフトする発表を行いました("CentOS Project shifts focus to CentOS Stream")。このアナウンスでCentOS Streamの存在を知ったという方も多いかと思います。今回はこのCentOS Streamを紹介していきます。 CentOS Streamは安定志向のディストリビューションで、将来
全世界同時リリースする『マリオカート ツアー』の DB に Amazon Aurora を採用 高い品質が求められるゲーム配信基盤の運用工数を、大幅に削減 世界的ゲームメーカーである任天堂株式会社。2015 年ごろからスマートデバイス向けゲームアプリの開発をスタートした同社は、株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)との協業により、全世界で 4 憶ダウンロードを超える『Super Mario Run』、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』などにおいても、ゲームサーバーを含む各種機能を AWS 上に構築・運用してきました。2019 年に『マリオカート ツアー』をリリースするにあたり、データベースとして Amazon EC2 上で運用する MySQL から Amazon Aurora を採用。ユーザーが快適にプレイするために必要なパフォーマンスとスケーラ
BPF Performance Toolsを読んだので、感想ブログです。 先に感想を言っておくと「最高」でした。 BPF Performance Toolsとは? NetflixでKernel・パフォーマンスにかかわるチューニング・アーキテクチャを専門にしているBrendan Greggさんが書いた本です。BPFのiovisorというTracing分野の第一人者でもあります。 www.brendangregg.com 2019年12月に発売したばかりなので、BPFの分野では最新の本でしょう。他の著書に有名な本として(日本語版の)「詳解システム・パフォーマンス」があります。 BPF Performance Toolsは「詳解システム・パフォーマンス」第二弾と言えるかもしれません。ちなみにページ数は880Pあり、Kindleで表示される読み終わるための平均的な時間は「27時間30分」で、大作R
こんにちわ。rwle1212です。 本記事は JAWS Days 2020 で話す予定でしたが、昨今の事情によりオンライン開催となったため、登壇予定の内容を記事にしたものになります。 登壇していれば諸般の事情により左手首を骨折したネタが使えたのですが、ブログでは伝わらないので非常に残念な思いをしております。という話はどうでも良いので本題に入ります。 50分の登壇内容なので少々長くなりますが、お付き合いください。 JAWS Days 2019で登壇した内容の振り返り昨年の JAWS Days 2019 で「Infrastructure as Codeに疲れたので、僕たちが本来やりたかったことを整理する」という内容で登壇しました。 まずは上のリンクに添付されているスライドを5分位で読めると思うので一読頂いて、下の文に進んで頂ければと思います。 そもそもInfrastructure as Cod
3大クラウドと呼ばれてる(はず)のAWS、Azure,GCPについて、それぞれ一番中心となるだろうアーキテクト試験を取得してきたので、個人的な感想や比較を書きたいと思います。 AWS Solution Architect Professional Azure Solutions Architect Expert GCP Professional Cloud Architect 3つを受けてみると、各社の色が現れていて面白かったです。 以下、個人的かつ定性的な評価となります。 ※3大クラウドのDevOps試験についてはこちらに記事書きましたので良かったらどうぞ https://qiita.com/yomon8/items/4c223b51a04d0b1feeeb 3試験で共通していること IaaSが半分、残りをPaaSをSaaSを組み合わせたような出題分野で、所謂インフラ寄りですね。開発知識
はじめに Googleの提供するサービス郡が共通して利用している認可システムにはZanzibarという名前がついています。ZanzibarはGoogleDrive・Google Map・Youtubeなどの巨大なサービスにも使用されています。 そのため、利用量も凄まじく 数10億のユーザー 数兆のACL(access control list) 秒間100万リクエスト もの量をさばいています。 にも関わらず、Zanzibarはこれを10ミリ秒以内に返します(95パーセンタイル)。 この記事では、そんなZanzibarの内部構造に関する論文「Zanzibar: Google’s Consistent, Global Authorization System」の中から、主に大量のリクエストをさばくための工夫を紹介します。 ちなみに、以前Googleの社内システム用の認可システム「Beyond
育成チームのリーダーを行なっている都合から、エントリー向けのインフラエンジニアの書籍を読むことが多くなっています。本日は、その中で読んだ、「**インフラ設計のセオリー**」という本についてご紹介させていただきます。 基本的にはIPAの非機能要求グレードに沿って特に重要な項目を説明していく内容になっています。 インフラエンジニアを始めるときに、教科書として読んでおけば成長曲線が変わったんじゃないかな?と感じました。それくらい基礎的な知識の習得とイメージ付けには最適だと思います。 「難しい本ばっかり読んで眠くなってませんか?いい本ありますよ!」 ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。 育成チームのリーダーを行なっている都合から、エントリー向けのインフラエンジニアの書籍を読むことが多くなっています。本日は、その中で読んだ、「インフラ設計のセオリー」という本についてご紹介させていただきます。 基本的に
わかる!metadata.managedFields / Kubernetes Meetup Tokyo 48
はじめに Webサーバをセキュアに保つ為、個人的に行っている設定をざっくりまとめてみました。 設定内容はApache 2.4での運用を想定していますので、他のHTTPdをお使いの方は適宜読み替えてください。 各設定項目は以下のオンラインテストサイトでA+相当を取ることを目指しています。 設定ファイル生成 Mozilla SSL Configuration Generator オンラインテスト Mozilla Observatory Qualys SSL Server Test 前提条件 以下で設定する項目は特にHTTPS接続や攻撃防止に関するものになります。 HTTPdそのものに関する基本設定については別記事をご参照ください。 SSLProtocol 危殆化した古いプロトコルを有効にしている場合、古いプロトコルを標的としたダウングレード攻撃等を受ける可能性がある為、新しいプロトコルのみを有
3. お持ち帰り 3 Key Takeaways 1 コンテナはサーバ 仮装化技術の延長 線上ではない 2 コンテナはプロセス をisolate(分離)して 動かす複数の技術 3 オーケストレーション は複数のコンテナ等 の計算資源を束ねる 従来のハードウェア仮想化による 計算資源の効率的な利用が目的 ではなく「クラウド・ネイティブ」に よる更なる活用のため スマートフォンの普及は常時利用・ 継続開発が必要なシステムに 労働生産性向上は、開発や運用 スタイルの変化も促す https://cncf.io https://docker.com https://kubernetes.io アプリケーションの移植性を高め る実装として広く普及した Docker namespace(名前空間)でプロセ ス空間やファイルシステムやネッ トワーク等を分ける技術と、 cgroups(コ
EngineeringGLB: GitHub’s open source load balancerAt GitHub, we serve tens of thousands of requests every second out of our network edge, operating on GitHub's metal cloud. We've previously introduced GLB, our scalable load balancing solution… At GitHub, we serve tens of thousands of requests every second out of our network edge, operating on GitHub’s metal cloud. We’ve previously introduced GLB,
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く