東京都心をはじめ、神奈川や千葉、埼玉を結んでいる首都高速道路(首都高)。ふたつの環状線や湾岸線、そして放射状に伸びる路線には記号や番号が振られています。 しかし、「8号線」がないことに気づく人もいるのではないでしょうか。 首都高の路線図のなかで東京を走る路線の番号を順に追っていくと、1号羽田線から2号目黒線と続き、6号向島線・三郷線、7号小松川線と順番に番号が振られていますが、その次は8号線ではなく9号深川線であり、10号晴海線、11号台場線と続いていきます。 首都高8号線が「欠番」であることについて、「湾岸線の『B』と紛らわしいから」などという噂もあるようですが、じつは「8号線」は存在します。 都心環状線の京橋JCTから、首都高とは別会社の東京高速道路(KK線)との接続地点である白魚橋料金所までが首都高8号線なのです。 この区間はたった約100mしかなく、すぐに走りきってしまう距離である