本作は、3年間祖父と二人暮らしをし、美術大学を卒業、現在CMなどのディレクターとして活躍する大森歩監督自身の経験を元に、祖父を介護する美大生の心情を描いた物語。京都国際映画祭2018など9つの映画祭でグランプリを受賞し、文化庁メディア芸術祭2019新人賞、主演の古川はTAMA NEW WAVEベスト女優賞を受賞した。 古川が主人公・アミ役で映画初主演を飾り、20年間劇団東京ヴォードヴィルショーの中心メンバーとして活躍し、舞台を中心に活動をしている花王おさむが祖父役を演じた。さらに、『海辺の映画館-キネマの玉手箱』で被曝ピアノを演奏した加藤才紀子がアミのアニメオタクの同級生・橋本を演じる。 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、祖父の大きな背中と、それを見つめるアミの姿が切り取られている。そして、ポスター右には「子供になったジィちゃん。大人になる私。2人の思春期」という言葉が綴られている