映画「ラストマイル」が8月23日に公開後、見事なロケットスタートを切って大きな話題になっています。 なにしろ最初の3日間だけで興行収入9億7,800万円をあげ、ダントツの首位デビューをかざったかと思うと、2週目もその勢いは落ちないどころか加速する勢いで速報ベースで20億円を突破したようです。 実はここ最近の日本の実写映画において、初日で3億円規模の興行収入をあげた映画というのは「ゴジラ-1.0」や「キングダム」など、シリーズものやコアなファンが多い漫画原作の作品が中心で、今回の「ラストマイル」のようなオリジナル作品では珍しい現象と言えます。 この映画が、ここまでの大ヒットになっているポイントの一つが、今回映画の製作チームが選択した「シェアード・ユニバース」という新しいアプローチです。 「シェアード・ユニバース」というアプローチ実はこの映画「ラストマイル」は、TBSの人気ドラマであった「アン
――みなさんはアラサーの頃、何をしていて、何を思っていましたか? 野木:私は派遣社員。シナリオコンクールに6年くらい応募し続けて、明日が見えない日々でした。派遣でいたのも脚本家になるため。ようやくフジテレビのヤングシナリオ大賞で大賞を取ったのが35歳でした。最多応募数の年だったみたい。 塚原:大変だったね!35歳まで続けたことが偉い。ドキュメンタリーのADをやっていたのはいつ? 野木:取材担当とか、APとADとDまでやったのが20代いっぱい。脚本家を目指すために辞めました。 塚原:30歳の時、私は監督を始めていたけれど、自分の企画でもなく、振られた仕事をやるという状態。30歳で自分のやりたいことをできている人って少ないんじゃないかな?むしろ、仕事を選ばない方がいい時期じゃない? 野木:そうだね。 塚原:選んでいると逆に疲れちゃう。自分に何が向いているかなんて、考えてもまだわからないから。
神木隆之介が10月スタートの日曜劇場で初主演! ※提供写真 神木隆之介が、10月スタートの日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)で主演を務めることが発表された。「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年、ともにTBS系)などを手掛けた、脚本・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子らヒットメーカーたちによる完全オリジナル作品で初の日曜劇場主演に挑む。 70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大な物語 同作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。 戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。 同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てな
野木亜紀子 @nog_ak Akiko NOGI,Screenwriter,Japan 凡なる脳味噌から日々言葉を絞り出す脚本担当🖋 ドラマ『フェンス』WOWOWオンデマンド配信中📺 シナリオブック『アンナチュラル』8/9発売🖋 映画『ラストマイル』8/23公開📦🐏&UDI🍋&MIU⚡️ 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』今秋放送📺 note.mu/nog_ak/n/n317d… 野木亜紀子 @nog_ak 日テレドラマ『セクシー田中さん』の件。この数日、方々に訊いてはみているものの、まだ判然としない点も多く、付随する問題の論点が多岐に渡るため、どこから触れていいのかわからない。こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない。これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない
新垣結衣は「沖縄の物語」に出演することを決めたのか。5話連続、3月19日から第1話の放送が始まったWOWOWドラマ『フェンス』第2話までを視聴しながら、その意味について考えていた。 長年の所属事務所レプロエンタテインメントとは今もマネージメント契約を一部継続してはいるが、結婚を機に個人としての活動をメディアに宣言して以降は、出演作の選択に彼女自身の意志がより強く反映されていると見るのが自然だろう。休む間もなかった以前よりはペースを落としながら、ひとつひとつ、派手ではないが新垣結衣らしい作品を選んで出演している印象だった。 その中で、野木亜紀子のオリジナル脚本作品である『フェンス』が選ばれたのは、ある意味では必然と言えるのかもしれない。『逃げるは恥だが役に立つ』『獣になれない私たち』の野木脚本による2作品に連続して出演したことは、新垣結衣の俳優としてのキャリアを大きく変えた。高視聴率を獲得し
新垣結衣が、松岡茉優と宮本エリアナがW主演を務める『連続ドラマW フェンス』に特別出演することが発表された。 本作は、復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、女性バディが性的暴行事件の真相を追うクライムサスペンス。ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)、『フェイクニュース』(NHK総合)、映画『罪の声』など、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子が、沖縄の現在を描く。 本作がWOWOW作品初出演となる新垣が演じるのは、沖縄の精神科医・城間薫。野木脚本作はこれまでに『空飛ぶ広報室』(TBS系)、『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『獣になれない私たち』(日本テレビ系)の4作品に出演してきた新垣。本作は5作品目の出演となる。精神科医として日々の業務を行いながら、性暴力被害者の支援団体に協力し、登場人物たちに大きな変化を与えるという重要
野木亜紀子が沖縄の米兵による性的暴行描く、連続ドラマW主演に松岡茉優と宮本エリアナ 2022年10月24日 8:00 2178 134 映画ナタリー編集部 × 2178 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 701 1341 136 シェア 本作は東京から来た雑誌ライターのキーこと小松綺絵と、ブラックミックスとして沖縄で生まれ育った女性・大嶺桜がバディとなり、米兵による性的暴行事件の真相を追うクライムサスペンス。米軍基地を抱える沖縄の問題や女性の苦悩、ミックスとしての葛藤など、複雑な事情が絡み合いながら、2人はとある真実にたどり着く。松岡はキー役でWOWOWドラマ初主演。アフリカ系アメリカ人にルーツを持ち、2015年にミックスとして初めてミス・ユニバース日本代表に選出された宮本はWOWOW初登場にして主演を務める。 撮影は物語の舞
脚本家・野木亜紀子が手掛けた大ヒットTVドラマ7作品を、気鋭のドラマ評論家7名が考察する評論集『脚本家・野木亜紀子の時代』が、7月20日(予定)に「リアルサウンド映画部」運営元・blueprintより刊行される。 『脚本家・野木亜紀子の時代』(blueprint) 同著は、弊社サイト「リアルサウンド映画部」にてドラマ評論を執筆する小田慶子、佐藤結衣、田幸和歌子、成馬零一、西森路代、藤原奈緒、横川良明の7名による書き下ろしの共著。 野木が注目されるきっかけとなった『重版出来!』(TBS系)から、社会現象を巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、そして脚本家として不動の地位を築いた『MIU404』(TBS系)まで、代表作7タイトルを中心に取り上げながら、現代社会を鋭く照射する野木ドラマの深い魅力に迫る内容となる。 なお、blueprint book storeでは、7月いっぱい限定
『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)が2021年1月2日夜9時からいよいよ放送となる。2016年10月~12月に放送された連続ドラマから4年、待ちに待った「続編」となるスペシャルドラマだ。 海野つなみさんの原作マンガ『逃げるは恥だが役に立つ』は、2012年から2017年2月号まで「Kiss」で連載。ドラマ化に際しては、新垣結衣さんと星野源さんはじめ、石田ゆり子さん、古田新太さん、大谷亮平さんなどの素晴らしいキャストに加え、演出に金子文紀さんや土井裕泰さん、石井康晴さん、脚本・野木亜紀子さんという超豪華。星野源さんの主題歌「恋」とともに「恋ダンス」も一大ブームとなった。 今回スペシャルドラマとして放映されるのは2019年から「Kiss」で連載が再スタート、2020年夏に終わったみくりと平匡の「その後」の話となる(10巻と11巻とで完結)。 本作の特徴の一つ
映画『罪の声』が上映中である。小栗旬、星野源という人気・実力共にある俳優2人が、それぞれ新聞記者、テーラーに扮し、昭和最大の未解決事件の謎を追うというだけでも興味をそそられる作品ではある。 だがなにより、塩田武士の緻密な取材をもとに圧倒的な説得力で紡ぎだした傑作長編小説に、ドラマ『MIU404』(TBS系)、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を手掛けた野木亜紀子の脚本という要素が加わることによって起こった変化が興味深かった。また、小栗演じる阿久津の上司役に松重豊と古舘寛治、星野演じる曽根の妻役に市川実日子、人のいい板前役に橋本じゅんと、主演の星野もそうだが、野木作品お馴染みのメンバーが多く登場するのも嬉しい。 映画『罪の声』は、名もなき人々、社会から存在しないことにされてしまった人々に光を当てつつ、正反対の性質を持つ男性2人の絆を描いていた。これは、紛れもなく野木亜紀子の作家性を物語っ
最終回の放送が終わって1週間経っても、話題になり続けている『MIU404』(TBS系)。多様な登場人物の中でも、謎がまだまだ多いだけに、菅田将暉の演じた久住のことが、いまだに気になってしまう。 久住は、捕まった後に、伊吹(綾野剛)や志摩(星野源)から本当の名前やどこで育ったかについて聞かれ、「俺はお前たちの物語にはならない」と返した。この言葉から、いろいろな背景(物語)を、より考えてしまうという、久住の言ったことと逆の状態になってしまっている。 そもそも、この言葉は、『MIU404』と同じく野木亜紀子が手掛けた『アンナチュラル』(TBS系)の終盤、連続殺人の犯人の高瀬(尾上寛之)が、母親との関係性から犯罪を犯したと決めつける検事に対して「テンプレですね、何もわかっちゃいない」と返すところを思い出す。 ミコト(石原さとみ)が信じるのは事実のみで、「犯人の気持ちなんてわかりはしないし、あなたの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く