インターネット掲示板「2ちゃんねる」で弁護士の殺害を予告したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は脅迫容疑で、大分県の高校2年の男子生徒(16)を書類送検した。同課によると、「恨みはないが反響が大きく、注目されている気持ちになれた。警察は何もしないと思っていた」と容疑を認めている。 脅迫されたのはネットの名誉毀損事件に詳しい唐沢貴洋弁護士。高校生を中傷する書き込みがあったとして、2ちゃんねるに情報開示を請求した平成24年3月以降の半年間で、2ちゃんねるに3千件以上の殺害予告が掲載された。実家の登記簿が投稿されたほか、弁護士事務所周辺に不審人物が現れたことから、警視庁に相談していた。 送検容疑は7月13日午後5時ごろ、大分県の自宅でスマートフォン(高機能携帯電話)を使い、2ちゃんねるに「唐沢弁護士殺す。事務所ビルを爆破する」などと書き込んだとしている。他にも天皇陛下の殺害予告などを10回以上書き