「さす九」(「さすが九州」を略したスラング)をめぐって、ネット上でさまざまな声が上がっている。弁護士ドットコムニュース編集部も情報を募集したところ、数多くの体験・意見が寄せられた。 主に、女性からは家庭や職場で苦労したという体験談が、男性からは「男尊女卑はない」「九州男児は女性に優しい」といった反論が届いた。 「さす九」をめぐる反応をどのようにとらえればよいのだろうか。 相模女子大学特任教授で、ジェンダー問題にくわしい少子化ジャーナリストの白河桃子さんは「ジェンダーギャップの問題であって、九州に限った話ではなく、全国的な課題が背景にある」と話す。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎) ●「さす九」に賛否 話題になったのは、福岡に本社のある西日本新聞が「さす九」をめぐって出した記事(3月9日)だ。記事を紹介したXの投稿は、3月27日時点で2.9億回も表示されるほどで、記事は多くの賛否を
