今、日本のAppStoreで「The Coffee Inc 2」という経営シミュレーションゲームが人気を博しています。その人気ぶりは、アプリストアランキングで一時マインクラフトやスイカゲームを超えるほ...
取材・文/白鳥士郎 「俺には自分の作品が無い」 薄暗いタクシーの後部座席で男が放ったその言葉に、耳を疑った。 何も言えなくなった私を血走った両目で見ながら、男はもう一度こう言った。 「俺は代表作が無い。ロードスみたいなものは、ラノベじゃあ書けなかった。だから俺は歴史小説を書く。新しいジャンルで勝負する。だから、お前は……!」 肩が触れ合うほどの距離で何度そう言われても、自分の耳を信じることができなかった。代表作が無い? 何を言っているんだこの人は? だってあなたは……あかほりさとるじゃないか。 あかほりは膨大な作品に携わってきた。 『NG騎士ラムネ&40』『セイバーマリオネット』『爆れつハンター』『MAZE☆爆熱時空』『天空戦記シュラト』『サクラ大戦』『らいむいろ戦奇譚』『MOUSE』『かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~』……挙げればきりがないほどだ。 その同じ夜。 私はもう一人の男と並
突然だが、みなさんは『アーマード・コア』をご存知だろうか。 (画像はニュース | FromSoftware – フロム・ソフトウェアより) 「チュートリアルがクリアできない」、「鬼畜難易度のミッション」と高難度ゲーとして名を広く知られ、「身体は闘争を求める」のネットミームとしてもおなじみの、フロム・ソフトウェアが手がける「3Dメカ戦闘シミュレーター」の傑作である。 自分だけのロボットを組み上げて戦う──男のロマンここに極まりといった作品だが、「俺の機体最強」とナニカが極まってしまったり、多くは語られない劇中設定から「フロム脳」と呼ばれる妄想が極まってしまったりと、「刺さる人には刺さりすぎて、人生すら変えてしまう」ことでも有名だ。 そんな『アーマード・コア』シリーズだが、シングルプレイのミッションとは別に、「ユーザー同士の対戦プレイ」もシリーズの大きな魅力のひとつ。 数あるパーツの中から自分
ライオンの頭を無防備になで、ワニの口に笑顔で頭を入れる。ライオンに右手の中指を食べられてもまったく懲りる気配すらない。“動物愛”という枠を大きくはみ出した畑さんの生き方は日本中を魅了した。1980年に始まった「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」はあっという間に人気番組になり、平均視聴率は20%に迫った。 しかしTVシリーズは2001年に終了し、2000年代後半には北海道の中標津から東京のあきる野市に移転した「ムツゴロウ動物王国」も閉園。3億円とも言われる巨大な借金を抱えたが、それもあふれるバイタリティで完済し、現在は40年前に移り住んだ北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで生活している。
ビデオゲームを出来る限り早くクリアする「リアルタイムアタック」こと「RTA」。そんなRTAをとあるゲームで「8万3184時間(約10年間)やってるんですよ」と真顔で言ってきた男と話したのは、ゴールデンウィーク前のことだった。 狂気を孕んだ声色で、さも当たり前のようにそのRTAの全容を口早に伝えてきたのは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、モバマス)および『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下、デレステ)にて、アイドル「楊菲菲」の担当プロデューサーをゲームのサービス開始時からずっと続けているというフラボノさん。 聞けば両作に登場してから長らく彼女には“声”が付いておらず、これまでランキング上位のアイドルに声がつく「シンデレラガール総選挙」および「ボイスアイドルオーディション」で声の獲得を目指し、フラボノさんはさまざまな活動(チャート)を約10年にわ
人気怪獣「ゴジラ」の完全新作TVアニメ「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」が、2021年3月からNetflixで配信開始、2021年4月から放送開始となりました。「ゴジラ」シリーズはこれまでおおむね2時間の映画として制作されてきており、1話30分×13話というTVアニメの形態で放送されるのは長いシリーズの歴史の中で初めてのこと。この課題にどう挑み、いかに作品を作っていったのか、芥川賞作家であり本作のシリーズ構成・脚本を手がける円城塔さんに、詳しい話を聞いてきました。 なお、第3話あたりまでの内容をやや含む発言が出てきます。 完全新作TVアニメシリーズ「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」公式サイト https://godzilla-sp.jp/ GIGAZINE(以下、G): 円城さんのところにはいろいろな仕事の依頼があるのではないかと思います。そ
政府は飲食店の営業時間短縮などに限定して進めようとしているが、その方針では効果が期待できないと心配しているのが、理論疫学を専門とする「8割おじさん」こと京都大学大学院教授、西浦博さんだ。 現状、どの程度の制限をかけたら、感染者はどうなるのか。西浦さんが出したシミュレーションを元に、BuzzFeed Japan Medicalは日本で打つべき対策について単独インタビューで尋ねた。 ※インタビューは1月5日午前Zoomで行い、その時点での情報に基づいている。 緊急事態宣言は何を目的にするのか?ーー菅首相が緊急事態宣言を検討することを表明し、7日にも正式決定すると報じられています。飲食店の時短営業などに限定するとのことですが、このタイミングで、この限定的な宣言発令についてどのように受け止められていますか? 緊急事態宣言を打つ時に、 どこをゴールにしてどういう内容をどれぐらいの期間打つかということ
少女の名はコッコロ。Cygamesが手掛けるスマホ向けドラマチックアニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』(@priconne_redive)に登場する女の子だ。 年齢は11歳、身長は140cm、あどけない見た目の美少女だが、こう見えて一部のユーザーから「ママ」と呼ばれて親しま(甘えら)れている。 コッコロママ。11歳。 主人公のガイド役ということで、その献身的な立ち振る舞いや世話焼きっぷりから、彼女に“母性”を感じる。わかる。非常によくわかる。しかし、ストーリーをよく見ていくと“ママらしからぬ”描写をちらほら見かけるのも事実だ。 コッコロを「ママ」と呼ぶムーブメントは、あくまで一種の“バブみ”【※】文脈から一部のユーザーのなかで親しまれている非公式的な愛されかたであり、少なくとも配信当初における公式の描写において、コッコロ自身とママ要素の結びつきは強くなかったように思える。 主
インタビューと文章: 丸本大輔 創作しながら暮らす場所として、あえて「東京」以外の場所を選んだクリエイターたち。その土地は彼・彼女らにとってどんな場所で、どのように作品とかかわってきたのでしょうか? クリエイター自身が「場所」と「創作」の関係について語る企画「ここから生み出す私たち」をお届けします。 ◆◆◆ 第2回目の「ここから生み出す私たち」に登場いただくのは、『ストライクウィッチーズ』の原作や、『武装神姫』『ガールズ&パンツァー』『アリス・ギア・アイギス』のキャラクターデザインなどで知られるイラストレーターの島田フミカネさんです。 岡山県出身の島田さんは、地元で会社員として働きながら、イラストレーターとしての活動もスタートしました。20代半ばで職場を退職し、1年半ほど東京と岡山の二拠点生活を送りましたが、その後、帰郷。現在も地元・岡山を拠点に活動を続けています。 少女とメカ、両方の魅力
公開から2週連続で全国映画動員ランキングのトップに君臨し、2014年に公開されたハリウッド版を凌駕する興行収入46.7億円(8月23日時点)を突破した『シン・ゴジラ』。『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明さんが脚本・総監督を務めた本作は、多くの日本人の心を揺さぶり、次々に記録を塗り替える大ヒットを記録しています。 今回は、フリーライターという職業ながら作中の重要人物カヨコ・アン・パタースン(演:石原さとみさん)のSPとして出演を果たし、大の庵野監督ファンでもあるマフィア梶田さんへインタビューを実施! 出演の経緯や撮影時のエピソード、『シン・ゴジラ』が多くの日本人の心に響いたその理由を、ライターという確かな切り口から語りつくします! 大ヒット公開中! 出演者としての心境は? ――まずは、『シン・ゴジラ』へのご出演おめでとうございます! マフィア梶田さん(以下、梶田):いやいや、ありがとうご
こんにちは。セブ山です。 みなさんは、こちらの画像を見たことはあるでしょうか? 2ちゃんねるによく貼られるネタ画像のひとつで、さまざまなタイプの女性が女性専用車両についてのインタビューに答えているものです。 そんな画像の4コマ目で「私は特に、どこでもいいです」と答えている彼女の正体が、最近になってようやく分かったと話題になっています。 過去のねとらぼ記事(ネットで有名な『女性専用車両インタビューの女の子』の正体が判明 → 現在はタレントに!)によると、彼女の正体は関口愛美(せきぐちあいみ)さん。なんと現在はアイドル活動をされている方だそうです(インタビューを受けた当時はまだ一般人)。 「そうだったんだ!」と驚きながら記事を読んでいた僕は、ひとつの疑問が浮かびました。 それは、「あれから月日が流れた今、現在の彼女は女性専用車両についてどう思っているのか?」ということです。 当時は、女性専用車
某月某日に行われた「桜の温度」ラッシュチェックの現場にお伺いしてきました。このラッシュチェックには平尾隆之監督、近藤光プロデューサー、キャラクターデザイン・作画監督の清水慶太さんのほか、色彩設計や仕上げなど合計8名のスタッフが集合。約1時間かけて合計30シーン強のチェックを行いました。 ラッシュチェックは1シーンが約5秒、長くても10秒ぐらいずつ繰り返し流され、問題なければOK、引っかかる部分があるようであればそのポイントを指摘するという形で進行。 画面の中で散る桜の花びらの軌道や光の具合など細かい点についても目を光らせる監督(中央・白いシャツ)と清水さん(監督の右隣)。カットによっては監督が思っていたよりもできあがりが良かったのか「おお、いいですね」とのコメントも漏れました。炎が出るシーンではちらつきについて、かつて平尾監督自身が演出助手をやった「妄想代理人」第7話の冒頭でいい炎のちらつ
「Kanon」「AIR」「CLANNAD」そして「リトルバスターズ!」と数々のゲームをヒットさせてきたkey。6月24日(金)に最新作「Rewrite」が発売されました。 これを作り上げたスタッフたちはどのような人たちなのだろうか……ということで、今回は「Rewrite」のメインスタッフたち、シナリオ担当の都乃河勇人(とのかわ ゆうと)さん、key作品の数々で原画を担当し今回は企画・原案としてクレジットされている樋上(ひのうえ)いたるさん、そして音楽担当の折戸伸治(おりと しんじ)さんにいろいろと話を聞いてきました。 まずはシナリオ担当、都乃河勇人さんのインタビューからです。 GIGAZINE(以下、G): 一番最初に、シナリオを書くにあたって、プロとして気を付けていること、心がけていることはありますか? 都乃河勇人(以下、都): 僕はシナリオ以外にも色んなことをやったりしているんですけど
1本目の「ハリポタで有名なワーナーの日本本社に突撃、試写室や貴重なブツいろいろ」につづき、2本目のこの記事はこれまで日本での「ハリー・ポッター」シリーズの公開を長年支えてきた宣伝プロデューサーや関係者にインタビューして、いろいろと聞いてみました。 右から順に、安達さん・大谷さん・下枝さんです GIGAZINE(以下、Gと省略): では、まず各自の自己紹介からお願いします。 安達 利香(以下、安達と省略): 洋画の宣伝を専門にしています。各作品の売り方や、全体的な方向性を話しあい決めていきます。本社がアメリカのカルフォニア州バーバンクというところにあり、日本のマーケットにおけるニーズを考え、本社との交渉や本社を通して俳優や監督らとの交渉を主にやっております。内容はパブリシティとプロモーションです。 G: パブリシティとプロモーションの違いは何ですか? 安達: パブリシティというのは、基本はお
PlayStation Networkに関する報道によって日本でも広く知られるようになった「Anonymous」。果たして彼(女)らはいったい何を目的とした、どんな集団なのか。日本に住むAnonymousの1人に取材する機会を得た(編集部) 日本で活動するあるAnonymousの声 PlayStation Networkの事件から日本でも名前を広く知られるようになった「Anonymous」。この名がメディアで報じられるときは、ほぼ決まって「ハッカー集団」「クラッカー集団」という「枕詞」が付く。中には、「政府や主要企業などへのハッキングの第一線にいるグループ」と説明される場合もある。 だが、多くのメディアにおける「Anonymous」の報道のされ方を見ると、さまざまな事件への関与を臭わせる内容がもっぱらで、彼(彼女)たち自身の活動を主軸としたものはあまり見かけない。 【関連記事】 PlayS
日本ではあまり馴染みのない「プロゲーマー」という職業ですが、海外では数千万円に相当する年収を得るゲーマーも存在すると言われています。そんな中、強豪格闘ゲーマーの「sako」氏が、2011年4月からプロ格闘ゲーマーとしての活動を開始しました。 sako氏は、2010年に開催されたスーパーストリートファイターIVの大会「GODSGARDEN online ♯2」で、世界的に知られているウメハラ氏を破って準優勝し、その名を高め、極めて攻撃的な戦術から「最強の矛」との異名を取るまでになった、今後の活躍が期待される格闘ゲーマーです。 そんなsako氏に、海外や日本のプロ格闘ゲーマーがいったいどうやって収入を得ているのかなど、格闘ゲームのプロ市場について、あまり知られていなかったその実態を語ってもらったインタビューは以下から。4月から新たにプロ格闘ゲーマーとしての活動を始めたsako氏。顔出しはNGな
大手ゲームメーカーのビジュアルアーツ本社へ行ってきました。「ビジュアルアーツ」はその傘下に多くのブランドを抱えており、中でも「リトルバスターズ!」「クドわふたー」「CLANNAD」「AIR」「Kanon」を作ったkeyの名前は広く知られているのではないでしょうか。 今回は実際に社屋で、開発室や自慢のスタジオを拝見、さらには最新作「Rewrite」のメインスタッフである樋上いたるさん、都乃河勇人さん、折戸伸治さんにインタビューもしてきました。 てんこ盛りの詳細は以下から。 大阪市内にあるビジュアルアーツのビルへと向かいます。教えてもらった場所に到着。 「NORTH FORT(北の砦)」、なるほど、自らをゲーム業界の砦に例えているのかと勝手に納得していたら…… 隣の黒いビルがビジュアルアーツでした。ちゃんと「VA第一ビル」と書いてあり、社名も出ています。 内部に潜入。2階と4階が開発室、4階と
「悪魔は存在する。戦いに備えよ」ということで、バチカンにはエクソシスト養成講座が実在しており、実際にイタリアでは悪魔祓いを必要とする人々が急増、エクソシストが不足したために、広く募集した時期もあったほどで、4月9日(土)に公開される映画「ザ・ライト-エクソシストの真実-」はまさにその「現代の悪魔祓い」をかなりリアルに描いたものとなっています。 実際に試写に行った感想としては、これまでのエクソシスト系の映画とは毛色が違い、印象的なシーンを所々に挟みつつも、今何が起きているのかを言葉ではなく「見えているもの」を真正面から表現していく感じとなっており、緑色の液体をはいたり、首がねじ曲がったり、ブリッジして天井に張り付いて走り回るとかそういうのを期待している人でなければ、期待以上の内容に仕上がっています。また、エクソシストを演じるアンソニー・ホプキンスが100%の原因なのですが、映画自体に異様な迫
『ガメラ』や『キングギドラ』の造形を担当し、舞台やコンサートの衣装製作、テーマパークのアトラクション造形など幅広く活躍している特殊造形師村瀬継蔵氏に、造形という仕事とその裏側について聞いてきました。 ゴジラシリーズなどの怪獣造形を数多く手掛ける一方、ショウ・ブラザーズに招かれて香港で『蛇王子』、『北京原人の逆襲』などの造形を担当し、香港映画にも進出している村瀬氏。今回は、スカパー!や各ケーブルテレビ局などで放送中の日本映画専門チャンネルのオリジナル番組『ニッポン特撮、国境を越える!~世界に挑んだ男たち~』(3月20日・21日ほか放送)に出演しています。映画でもCGが隆盛を極める現在の状況を、造形の匠はどのように見ているのか、話を伺いました。 日本映画専門チャンネル『特撮王国スペシャル~第6弾 世界への挑戦状編~』 http://www.nihon-eiga.com/tokusatsu/ 村
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く