シリアの武装勢力から解放され帰国したジャーナリスト安田純平氏(44)が拘束下で、ブローカーを通じた妻で歌手の深結さんからの本人確認の質問に、暗号を盛り込み、交渉や支払いを拒否するよう求めていたとみられることが、26日までに分かった。15年後半ごろのやりとりで、必ず買う焼酎の名前として、メモに「Harochaakan」(ハロチャアカン)と記していた。共同通信がシリア人関係者からメモの写真を入手し、深結さんもメモの存在を認めた。 「Harochaakan」(ハロチャアカン)「Danko6446」(ダンコムシシロ)「Bujifrog」(ブジフロッグ=カエル)。身代金交渉ブローカーを通じてもたらされた妻からの質問に、安田さんは翻訳サイトでも意味が通らないように暗号化したメッセージを忍ばせていた。 必ず買う好きな焼酎を問われた安田氏は、4銘柄を挙げていた。1本目は実在の銘柄だが、3本の焼酎名は「払っ