at Encraft #4 React/Next.js 最前線 https://knowledgework.connpass.com/event/285601/
はじめに この記事は、Alan Alickovicさんの著書「React Application Architecture for Production」をまとめたものになります。Alanさんと言えばZennで最も人気のある記事「bulletproof-react」の作者であり、彼のprojectから学ぶことはとても多い印象です。 今回紹介する本は2023年1月に公開されたため、bulletproof-react以後のReactアプリケーションにおけるベストプラクティスの宝庫となっています。また、本で扱われているアプリケーションのProjectがGitHubで公開されていることから、Projectを眺めるだけでも勉強になる点があるかと思います。 想定読者 Reactのアーキテクチャを模索している方 テスト手法やCI/CDなどのアプリケーション設計に関心がある方 使用される技術と本の構成 言
Reactには、パフォーマンス最適化のためのAPIがいくつかあります。具体的にはReact.memo、useMemo、そしてuseCallbackです。 React.memoで囲まれた関数コンポーネントは、propsが以前と変わっていない場合に再レンダリングが抑制されます。 また、useMemoやuseCallbackは、関数コンポーネント内での値の再計算を抑制する効果を持ちます。 これらは最適化のためのツールなので、「過度な最適化」を避けるように啓蒙する言説がよく見られます。 すなわち、ちゃんと本当に最適化のために必要なところにだけこれらを使おうということです。 特に、React.memoはpropsが以前と変わっているかどうかを判定するためのオーバーヘッドがあるし、useMemoやuseCallbackもフック呼び出しのオーバーヘッドがあります。 意味がないところでReact.memo
久しぶりに、いわゆるポエムを。 新規・運用ヘルプを問わず、受託や副業でよくフロントエンドをやってるWeb屋の見解、そして手札のお悩み。 この先、また技術選定する際なんかにも参考になるかと思ったので。 React 「いまフロントエンドやるなら最初に覚えるべき!」は、もう過去の話かなーと個人的には思ってる。 Reactは`UI = fn(state)`なのが良い!とか言われるけど、あなたが必要としてるのは`UI = Component(props)`かもよって。 一昔前までは、たしかにあらゆる面で頭一つ抜けてる印象はあったけど、今はそうでもないか、その差はだいぶ埋まってきてると思ってる。(もちろん先行者利益みたいなところで、エコシステムはまだまだ優位な差があるかもしれんけど、それもあまり実感できたことはないし、いまからはじめる人はそんなんで困らんやろうし) 原初の時代からReactな案件をそれ
これは何? この記事はReact18がどのように動いているのかをまとめた記事です。なるべくコードの記載はせず、図を使用して読みやすさを重視しています。また、これからReactの内部のコードを読む予定の方のために、各セクションの終わりにアコーディオン形式でGitHubのリンクを貼っています。 ※ この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2022 の17日目の記事です。 対象読者 Reactの内部コードを読む気は無いが、裏で何をしているのか把握しておきたい方 これからReactの内部コードを読もうと思っている方 暇な方 Fiberについて まず最初に、Reactのドキュメントを漁っていると度々出現する「Fiber」についてお伝えします。 そもそもFiberとは何か 一部例外はありますが、1個のFiberは1個のコンポーネント(<MyComponent>や<div>など)管理
react18.2で検証 createPortal 以下はドキュメントの引用 ポータル (portal) は、親コンポーネントの DOM 階層外にある DOM ノードに対して子コンポーネントをレンダーするための公式の仕組みを提供します。 ポータルを使うと<div id="app">以下に書かれた<Modal>コンポーネントがDOM上では<div id="portal">以下にレンダリングされる。ただし、イベントは<div id="app">にバブリング(子要素で発生したイベントが親要素に伝搬)する。 import { FC, useState, ReactNode, useEffect } from "react"; import { createPortal } from "react-dom"; const Modal: FC<{ children: ReactNode }> = ({
こんにちは、@nerusanです。 皆さんは、状態管理ツールなどは使っておられますでしょうか。 例えば、有名なところでは、Redux, Recoilなどがあります。 今回は、Reactにおける状態管理についての動向を知ることで、なぜ、Reduxが使われるようになったのか?何をReduxなどのグローバルな状態管理ライブラリで扱えばいいのか?現状どうなっているのか?を調べたので、記事にしたいと思います! 自身の解釈なので、もしかしたら、誤ったことを言っている可能性もあるので、その際はご指摘いただければと思います m(- -)m SPAの流行り SPAとはSingle Page Applicationの略であり、新しいページに移動する際、サーバからページを再読み込みするのではなく、JavaScriptを使って、クライアント側のブラウザで動的にページを書き換えるアプリケーションを指します。ページご
Reactでサンプルサイトを作る時など、サイトデザインはあまり深く考えず、有りものの設定を組み合わせて、ササッと手軽に作りたいことがあります。 普段、ReactのUIコンポーネントは、Microsoft Office365で使われている、UI Fabric(現 Fluent UI)を使っています。 Fluent UIは、コンポーネントが豊富でかつ、ドキュメントも整備されており、使っていて特に困ったことはないのですが、重厚壮大なライブラリなので、もっとゆるくサイトを作りたい時に使えるようなUIコンポーネントが欲しいなと思っていました。 そんな中、Chakra UIというReactのUIコンポーネントが使われているのを、チラホラ見かけるようになり、気になって使ってみたのですが、正にゆるくデザインするのに良さげだったので、ここに紹介しようと思います。 使ってみた印象 Chakra UIを使ってみ
日本語版サイト (ja.reactjs.org) のブログセクションへの記事掲載には英語版サイトと比べてタイムラグがあります。 最新のブログ記事は英語版でご確認ください。 日本語版サイトでは英語版ブログに定期的に追従しつつ、2020 年以降の記事を随時翻訳しています。 2021 年 11 月 15 日追記: React 18 はベータ版となりました。リリースに関する最新情報は React 18 ワーキンググループの投稿で確認できます。 React チームより幾つかのお知らせがあります! 次のメジャーバージョンとなる React 18 リリースに向けての作業を開始しました。 コミュニティが React 18 の新機能を段階的に導入できるようにするため、ワーキンググループを作成しました。 ライブラリの作者が試用してフィードバックを送れるようにするため、React 18 のアルファ版を公開しまし
こんにちは、よしこです。 この記事は 2020年に立ち上げたWebフロントエンド構成の振り返り の「Stateのアーキテクチャ」項の詳細記事です。単体でも読めますが、よければ元記事もあわせてどうぞ! この記事では、今わたしが開発・運用しているアプリケーションのState戦略についてご紹介していきます。 全体像 アプリケーションに存在する状態(State)を以下の3種類に分類し、それぞれのやり方で管理しています。 サーバーデータのキャッシュ Global State Local State 1. サーバーデータのキャッシュ 「SPAで管理する必要のあるGlobal Stateって、そのうちほとんどがサーバーデータのキャッシュだよね。それを取り除けたら、管理する必要のあるGlobal Stateってすごく小さくなるんじゃない?」という主張を私が認識しはじめたのが2020年の初旬でした。おそらく
React Hooks を使っている人なら必ず使うuseEffect。useEffectはとても扱いが難しく、深く考えずに使ってしまうと思わぬバグを生んでしまったり、コードの変更を行うのが難くなってしまう。 本記事は、上記のような扱いの難しいuseEffectの使い方をさっとみることができるように短くまとめたものである。 この記事は主に以下の2つの記事を参考に構成されている。 React Hooks Document FAQ A Complete Guide to useEffect - Overreacted 基本的な使い方 const Counter = () => { const [ count, setCount ] = useState(0); /* * useEffectは、第一引数にcallbackを入れて、第二引数に依存する値の配列を入れる * 依存する値が変更される度にc
フロントエンジニアの渡辺(@pentla)です。 AI 緊急情報サービスの「FASTALERT」は、Reactをフロントエンドのスタックとして採用しており、3年ほどコードベースは大きく変えずに運用しています。その過程で、Flow → TypeScriptへのスタックの変更など、継続的にリファクタリングを進めています。 tech.jxpress.net 今回は、Classベースのコンポーネントを、Hooksを使って関数ベースのコンポーネントに書き直す話です。 今回の対象読者は、 Reactを書いたことがある方 Reactのパフォーマンスについて気になっている方 Hooksは知っているけれど、プロダクション環境に入れるか迷っている方 を対象にしています。 Hooksとは v16.8から追加された機能です。今までは、Stateやライフサイクルメソッド(表示時に一度だけ呼び出したいときなど)の機能
数日前(4/21頃)に Next.js のチュートリアルが一新されました。 Next.js は 3 月頭に ver 9.3 がリリースされ、ビルド時に静的に HTML を生成する関数などが追加されるなど、今までよりもかなりパワフルになり、いわゆる JAMstack と呼ばれるようなアプリケーションを作りやすくなりました。 そのバージョンアップに対応するかたちで、チュートリアルも大幅に書き直されました。 参考(開発チームの @chibicode さんのツイッター) Next.jsの公式チュートリアルを最新版に沿ってゼロから書き直しました! 🎓英語ですが初心者向けです! ⚛️最近導入されたgetStaticProps等の関数や、 🎨CSS Modulesの解説をしています! 🗣ブログを作りながら学びます 🤗ご感想お待ちしております!https://t.co/R4j9vpAQoc — S
Reactのチュートリアル、たくさんありますよね。どれも質が高く、どこから手をつければいいかわからなくなっちゃいます。 ですがやはり巷のチュートリアルには面倒な問題もあります。今回は面倒ごとを全部すっ飛ばしてReactでのウェブアプリ作りに入門してみましょう。 Reactを始めるには、まずあれとこれとそれとどれと…… Reactやるには、まずNode.js入れてbabel入れてreact入れてreact-router入れて、ついでにredux入れてreact-redux入れて、redux-saga入れて…… Reactめんどくせえ!!!ってのが正直なところだと思います。はい、私もそう思います。ただ、まあ、色々必要なのも事実なので……。 それでもやっぱり「ReactやるならReactだけやりたい。他はどうでもいい」という気持ちは簡単に捨てられるものではありません。そこで今回はそういう面倒全部
今まで自分で作ったものが十数個、仕事で5社ぐらいの redux を見てきたので、その結果思うところを書く。 前提として、自分はエコシステムに乗るという意味で今では redux 肯定派だが、redux それ自身が過剰に抱えている複雑さはもっと分解されるべきだ、という立場。 Redux がうまく設計されているとどうなるか 一貫した一つの設計論に従うので、考えることがなくなる 難しさが廃されるのではなく、難しい部分が一箇所に集中する。React Component の末端では、何も考えることがなくなる。状態管理という難しい部分を作る人と、末端のコンポーネントのデザインに注力する人を分けられる。 大規模になっても設計が破綻しにくい、というエンタープライズ向きな特性を持つ。が、その技術基盤は(静的)関数型由来の考えが多く、基礎設計や基盤理解にはハイスキルが要求され、需要と適用対象のミスマッチを感じる
React17の次期新機能のSuspenseが凄い! と思ったので少し学習していました! Suspense自体の説明は下の動画がわかりやすいかも。 13:15ぐらいからプログラムのDemo 29:30ぐらいからSuspenseとはなんぞや、という説明をしてくれています。 Githubにdemoもあったので、実際に動かしてみたい方はこちらも是非是非 つまりSuspenseって何? Suspenseっていう機能があるわけじゃないんです、すみません 概念というかなんといいますか 自分の意訳・解釈なので間違っていたら土下座しに行きます 外部APIからデータを取得・表示するような処理で使えるんですね。 読み込みを開始したらLoadingを出して、APIが戻ってきたらデータを表示してローディングを消して……っていう、reduxやsagaを使って今まで頑張ってきているものがあると思うんですね。 API実
事の発端 始まりはこちらのツイートから。 Usecasesレイヤーを充実させていったらVuex Actionsほとんど使わなくなるな笑 — Andy (@andoshin11) 2018年6月15日 それはどういうことだよ・・・ フロントでどう使うんだ・・・? と疑問に思い、自分なりに検証・実装してみたいと思ったのが事の発端です。 Clean Architectureとは? まず根本の理解がほぼなかったので調べることにしました。 こことか https://qiita.com/koutalou/items/07a4f9cf51a2d13e4cdc こことか https://blog.tai2.net/the_clean_architecture.html こことか https://qiita.com/Tueno@github/items/705360b357c2a00c9532 こことか h
Illustration by unDrawInkdropというMarkdownノートアプリを一人で作っているTAKUYAです。最近、React Nativeを使って、iOS版とAndroid版の新しいバージョンをリリースしました。React Nativeは、JavaScriptとReactを使ってクロスプラットフォームなモバイルアプリが開発できるフレームワークです。 どうすればReact Nativeでハイクオリティなアプリが作れるのか、今回の開発を通して多くのことを学びました。本稿では、よりよいアプリを作るために自分が工夫したことをシェアします。既にReact Nativeでアプリを作っている方も、これから作ろうと思っている方も参考になるかと思います。 概要OSSライブラリは慎重に選ぶネイティブ拡張モジュールは出来るだけ使わないUIテーマの対応タブレットの対応動作を軽く保つ違和感のない
こんにちは。前置きは抜きにすぐ作ります。 Create Application 01: create-react-app まずはcreate-react-appです。なかったらnpm install -g create-react-appしてください。 うまくいったらyarn startで起動しましょう。しましたか?うまくいってるのを確認したら即刻ジョブ止めましょう。もう二度とyarn startを実行することはありません。 02: install Some Package 以下のパッケージをインストールしてください。最新ので問題はないはずです。すべてインストール時に--dev-dependenciesを付けることを忘れないでください。まあ忘れてもいいです。 electron npm-run-all 03: setting up Electron こちらのgistを参照してください。 次に
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