NetIBNewsで6月10日に掲載した記事「【内部告発】読売新聞社で悪質なパワハラ被害 社内ではうつ病蔓延」に関して元毎日新聞記者の山下誠吾氏から投稿があった。以下に全文を掲載する。 「歩くパワハラ」人間が横行 毎日新聞社に30年勤め退職した者です。今回、読売新聞社の内部告発に関する問題提起を読み、今でも新聞社にこうしたパワハラ上司がいたことに驚き、また同時に、告発記者の側にも若干の違和感を覚えましたので、私見を述べようと思います。 新聞社という組織には、昔は「歩くパワハラ」とでも形容すべき人間が横行していました。バカ、アホ呼ばわりはしょっちゅう、怒鳴り、舌打ち、電話ガチャ切り、机叩き、ゴミ箱蹴り、などなど。しかし、パワハラめいた言動も、発する側と受け取る側の信頼関係によってはなんら問題のないやり取りとなり得ます。私がまだ駆け出しのころ、同僚の一人は豪雨災害現場に急行し、そこでカメラを持