Published 2022/12/27 21:03 (JST) Updated 2022/12/27 21:16 (JST) 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で刑務官22人が受刑者3人に暴行や暴言を繰り返していた問題で、原因を分析し再発防止策を講じるため、法務省は有識者による第三者委員会を設置し、27日初会合を開いた。同省は同日、受刑者への暴行は計107件に上り、1人に102件が集中していたと明らかにした。他に暴言など不適正な処遇も計355件あった。 刑務官らは昨年11月上旬~今年8月下旬、受刑者3人に、顔をたたいたりアルコールスプレーを顔に噴射したりする暴行や土下座させるなどの不適正な処遇をした。うち60代の受刑者に対する暴行は102件、不適正処遇は281件と突出して多かった。