西銀座通りに柳の木が植えられている理由 銀座と有楽町の、ちょうど境目に「西銀座通り」という通りがあります。 皇居の外周をぐるりと囲む「外堀通り」のうち、数寄屋橋交差点からJR東京駅の八重洲までの区間がそう呼ばれていますが、西銀座通り、外堀通り共に通称で、「東京都道405号外濠環状線」というのが正式名称だそうです。 それはそうとして、西銀座通りを歩いていると、とあることに気が付くと思います。街路樹が「柳」なんですよね。けっこう長い区間に渡って、ずっと柳が植えられています。 驚くほどのことではないかもしれませんが、どちらかというと珍しいんじゃないでしょうか。近現代だと、国内の街路樹としてはケヤキ、クスノキ、サクラ、イチョウ、プラタナス(モミジバスズカケノキ)、カツラあたりの方がよく見かけるような気がする。 実は、銀座の柳並木には謂れがあります。この辺り、明治時代には柳がたくさん植わっていて「柳