金属刻印だけに使うのはもったいない 「魔法の光線」のようなレーザー。その使い方はさまざまです。筆者が導入したレーザー機器による1064nm波長のレーザーでは(本連載の前々回「24万円を払ったのに音沙汰なし? レーザー機器の個人輸入が大変だった」をご覧ください)、金属に文字や模様などを刻印することが主な用途とされています。 しかし、20Wというやや高出力のレーザーを金属刻印だけに使うのは、なんとなく機械を持て余してしまいそうです。 ちなみにスペック上のファイバーレーザーの寿命は、およそ10万時間といわれています。もし、1日に4時間ほど、365日使ったとしても3年弱持つ計算です。 そんなことから、今回は、金属板の切断、金属への着色、錆び取りなど、レーザーのいろいろな使い方を試してみました。 金属板の切断 まず最初は金属板の切断です。金属が削れるということは、切断もできるはず。とくに厚さ1mm以