返済の見込みがないにもかかわらず、元本保証と高額配当を約束した商品先物取引などへの出資を募ったとして、警視庁生活経済課は13日までに、詐欺容疑で、投資会社「ベストパートナー」(旧グローバル・パートナー、東京都港区)の会長、神崎勝容疑者(65)ら8人を逮捕した。両社の出資をめぐる被害者は1000人弱、被害総額は約91億円に上るとみられ、警視庁は巨額投資詐欺事件の全容解明を進める。 【写真を見る】グローバル・パートナーが勧誘する際に見せていたパンフレット ほかに逮捕されたのは、元グローバル社社長の枳原(けずはら)智明容疑者(35)▽元同社部長、藤田美智子容疑者(69)▽元ベスト社室長、丸岡良知容疑者(49)ら。神崎容疑者は「詐欺をした意識はない」と容疑を否認、ほか6人も否認し、1人は認めているという。 警視庁によると、神崎容疑者らは平成20年2月から8月にかけ、電話や自宅訪問で「当社のフ