Access Accepted第412回:新世代コンシューマ機が描く未来 ライター:奥谷海人 2014年2月22日,ついに日本でもPlayStation 4が発売され,新たなコンシューマ機の時代に突入した。すでに高画質なゲームグラフィックスをじっくり堪能したり,プレイの感触を味わっている人も多いはずだ。とはいえ,ダウンロード版タイトルの価格設定に疑問を感じている人もいるのではないだろうか。「Steam」のPCゲームのように,「予約なら10%引き」くらいのサービスをやってくれてもいいと思うのだが……。 ゲームソフトの適正価格とは 「ゲームソフトの価格は,いくらが適正なのか?」という議論は,ゲームプラットフォームの世代が替わるごとに繰り返し論じられてきた。PlayStation 1の時代,欧米でいわゆる「AAAタイトル」を制作するのにかかるコストは6〜7億円とされていたが,PlayStatio