米マイクロソフトは現地時間2012年9月6日、「Microsoft User Experience Virtualization(UE-V)」について製品候補版(RC:Release Candidate)の提供を開始したことを明らかにした。UE-Vを利用すると、複数の端末でアプリケーションやWindowsの設定をそろえることができる。4月にベータ版を提供していたが、このRCでは性能の改善やテンプレートの改良などを行ったという。 UE-Vは「設定のローミング」と呼ばれる機能を実現する。ユーザーがWindows端末にログオンして行った設定の情報を管理サーバーに保存し、別の端末に同じユーザーIDでログオンしたとき、管理サーバーから設定情報を読み出して反映する。ローミングする設定はテンプレートで定義する。標準でWindowsやOffice 2010などのテンプレートが付属する。RCではOffice