シンガポール在住のファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。最近、日本の銀行の苦戦ぶりがよく報道されますが、そもそも「日本の銀行」と「海外の銀行」で、使い勝手に違いはあるのでしょうか。あるとすれば何が違うのでしょうか。日本とシンガポールを行ったり来たりしている私ですが今回はあくまで消費者目線から、その辺りのお話をしていきます。 高いATM手数料で稼ぐ日本の銀行に顧客は不満のはず まず、ほとんどの日本人は日本の銀行を使っているわけですが、多くの人はいくつかの銀行に複数の口座を持っているのではないでしょうか。しかも、その中には、何年もまったく使われていない口座がきっとあると思います。たとえば、家を引っ越す前に使っていた口座や学生時代にアルバイトで作らされた口座などです。 一方、日本の銀行の特徴の1つで挙げられるのは、時間外などと称してATM(現金自動預け払い機)手数料を頻繁に取ることです。たと