ユーロ圏の国内総生産(GDP)で3%を占めるにすぎない「ギリシャ」が世界経済を振り回している。欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)などからの支援受け入れの見返りにギリシャ政府が打ち出した増税、年金減額などの緊縮財政策に国民が猛反発。かつて都市国家(ポリス)として発展した民主政治発祥の地は、過激なデモやストライキが相次ぎ、経済はマヒ状態に陥っている。「なぜ働かないやつらのために我々の税金を投
ユーロ圏の国内総生産(GDP)で3%を占めるにすぎない「ギリシャ」が世界経済を振り回している。欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)などからの支援受け入れの見返りにギリシャ政府が打ち出した増税、年金減額などの緊縮財政策に国民が猛反発。かつて都市国家(ポリス)として発展した民主政治発祥の地は、過激なデモやストライキが相次ぎ、経済はマヒ状態に陥っている。「なぜ働かないやつらのために我々の税金を投
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ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)が懸念されるなど、欧州危機の深刻の度合いが増している。 米証券大手のリーマン・ブラザーズの経営破たんから、2011年9月15日で丸3年。ギリシャが財政破たんすれば、イタリア、スペインにも危機が波及、そして欧州危機が「第2のリーマン・ショック」になる可能性が膨らんでいる。 ギリシャ国債、年内にデフォルトの可能性「ほぼ100%」 世界銀行のゼーリック総裁は2011年9月14日、ワシントン市内で講演し、「世界経済は新たな危険水域に入った」と述べた。ギリシャやポルトガルなどの財政危機に、日米欧の先進国が協調して早急に課題を解決しなければ、世界経済はさらに落ち込むと警告した。 欧州連合(EU)がこれまでとってきた対策は、ギリシャに一時的に資金を融通して混乱を収めるという場当たり的なもので、「時間稼ぎ」に過ぎない。 ギリシャはEUと国際通貨基金(IMF)による資金
ギリシャ国債“債務不履行” 7月22日 23時49分 深刻な財政危機に陥ったギリシャへの追加支援の一環として、民間の銀行も日本円で5兆円を超える規模の自発的な負担を負うことが盛り込まれたことについて、大手格付け会社の「フィッチ」は、今後、ギリシャ国債が部分的なデフォルト=債務不履行に陥ったとみなす見通しだと発表しました。 ギリシャに対する日本円で18兆円規模の追加支援策では、ユーロ圏各国などの公的な支援に加えて、ギリシャ国債を保有する民間の銀行なども、保有する国債を償還期間が長い債券と交換するなどして、およそ5兆6000億円の負担を負うことになっています。これについてアメリカの大手格付け会社の「フィッチ・レーティングス」は22日、声明を発表し、追加支援策はユーロ圏の金融システムの安定につながると評価しながらも、「現時点で銀行などが保有している国債に比べて、交換したあとの債券は価値の低いもの
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