タグ

しみじみとはてな匿名ダイアリーに関するmemoclipのブックマーク (12)

  • 私の読書は死んでいる

    去年の11月。 久しぶりに電車で出かけて、その帰りに何か読みながら帰りたいと思って、駅の書店の文庫新書コーナーを周っていたら、好きな作家の新刊が出ていたので、すぐに買った。 で、電車の中で読み始めると同時に、違和感を覚える。 何か前にも読んだような気が・・・ 後ろの方を見ると、「このは2010年○○に単行化された『△△△』を加筆修正したモノです」という注意書きが。 やってしまった。 タイトルもよーく思い返してみると、確かにこの単行は買った。 文庫も単行とほぼ同じタイトルなのに。何で気が付かなかった。 ショックだった。今までこんなことなかったのに。 この件は、単行を読んだのは1~2年近く前だし、それに文庫の書き下ろしも(少ないけど)あるから、作家へのお布施だと思えば・・・とある程度自分の中で苦しいながらも言い訳できたが、今日、追い打ちをかけるようなことが起こった。 図書館に予約

    私の読書は死んでいる
  • やがて悲しき美貌のオカマ

    昨日、新宿二丁目に遊びに行ったんだけど、美しいオカマは当に美しいな、と思った。これは二丁目に行くといつも思うこと。 そのお店には女性客がたくさん来ていて、美しいオカマに女性が群がっていたんだけど、オカマはその中で際立って美しく、群がる女性が少々残念に見えた。群がっていた女性も決して醜い訳じゃないんだけど、オカマと並んでしまうと、女性としての意識の低さが目につく。 その点オカマは美意識が高いから、スタイルの維持にも余念がないし、メイクも完璧だった。さらには身のこなし、周囲への気配り、いずれも女性以上に女性だった。 以前、大人計画の「ドライブイン・カリフォルニア」という舞台を観劇したが、その中で「男の乙女は、女の乙女以上に乙女だぜ」という台詞があったんだけど、まさしくその通りだな、と。 男の中にある「女性像」通りの女性なんてものは、もうこの世にいなくて、幻想の中、もしくはオカマの中にしか存在

    やがて悲しき美貌のオカマ
    memoclip
    memoclip 2009/10/05
    どれだけの努力も、本人が意識する限りは男性。
  • ネトウヨが実在してようがしてなかろうが、よくわからんことが一つだけある。

    なんでヤングな彼らは「ポスティング」なる行為に走ったのだろうね。 だって、すんげぇ泥臭くてうざったいイメージあるじゃん。いかにも若者が「安保時代のバカサヨじゃないんだからwwww」とか言って嘲笑しそうじゃん。 ヾ(゚ω゚)ノ 郵便受けはかわいい。 ま、それはさ、ともかく。 フツーね、郵便受けン中に自分が想定していた以外のモンが入ってたら不快に思うじゃない? 思わない? や、そういう人はそういう人でいいんだけど。すいません。しかし、俺は「うわっ」、ってなっちゃうわけ。で、内容を一瞥すらせず、デリヘルの型番不明なちっこいチラシと一緒にさ、ストレートにゴミ箱に突っ込んじゃうの。そのゴミ箱ってのがさ、マンション側が用意した迷惑チラシ用のヤツなんだけど、覗いてみたらまたそういうビラで溢れかえっちゃってんのよ。選挙中ずっと。ウヨサヨ自民公明民主社民共産幸福実現生長の家その他その他問わず。 で、思ったわ

    ネトウヨが実在してようがしてなかろうが、よくわからんことが一つだけある。
    memoclip
    memoclip 2009/09/02
    自分が必要なものは各々違う。欲しかったものと必要なものが交差している場所にあるものがすぐ分かるようになりたいなー。
  • 葬式饅頭

    ある方のお葬式に行って参りました。 その方の好きな曲が流れて、どこか心温まる式でありました。 享年72歳でありました。 わたくしと全く同じ年に生まれ、全く同じに歳を取り、 そして来年からはわたくしばかりが歳を取るなんて、とても いじわる。 今年頂いた年賀状に、体調が悪く病院での療養を繰り返している旨が書かれておりまして、 わたくしは、あの方に出してしまった年賀状をずっと悔いておりました。 いつも猛々しく明瞭に笑っていたあの方がご病気なんて、わたくしには考えもつかずに、 あの方に当ててしまった思慮のない手紙など、誰かどうか破り捨てて届けずにいてほしいとまで願いました。 ただ、わたくしはもう、そんな浅はかな手紙のやり取りしかできないほどに、 あの方のことを、何も知らなくなっていたのです。 去年交わした年賀状では、山登りに励むあの方の近況が綴られていたから、 今年もそのように過ごされていると思い

    葬式饅頭
  • ショッピングセンターのワクワク感は異常

    ショッピングセンターってさ、店とかいっぱいあっていてて飽きないんだよね。まさに休日の楽しみって感じがしてさ、当楽しい。 もうショッピングセンターで過ごした休日とか最高。色んな服が売ってるちょっとオサレな所とか、何おうか目移りしてしまうぐらい多いフードコートとか、中高生でごった返してるゲーセンとか、至高。マジいるだけで幸せって感じぃ~とか思っちゃうよね、そりゃあもう。 んで、屋でほっと一息選びに精を出しちゃったりしちゃって入る時は特に欲しくなかったのに、雰囲気に呑まれて買っちゃうの。ああ、僕は今たかがなんかのために1万円札を使ってしまいます、とか考えるわけ。それがまたいい。金を使うと気持ちいい。 そろそろ夕方に差し掛かってきたところで、スーパーで適当に惣菜を買って帰るの。この時間になると思わずこみあげてくる寂寥感がヤバイ。明日からまた仕事か~とか思いながら、レジ袋に惣菜を入れる。も

    ショッピングセンターのワクワク感は異常
    memoclip
    memoclip 2009/04/09
    これはある。ものすごくある。
  • 才能のない子にどうやって美術への進路を思いとどまらせるか

    俺の大学の同級生には異常に先生が多い。大学って言っても芸大な。 芸大なんてとこは特定の学科を除いて「就職するぐらいならアーティストになれ」という方針だから、就職課もないガイダンスもフォローも一切ないという有様で、まず新卒で就職しない(20人ほどいた俺の専攻ではガチで1人だけ)。ハチクロの竹のごとく自分探しに行く奴も珍しくなく、長じて海外に行ってしまう奴も多かった。 これは美術学部だけじゃなくて音楽学部も共通で、のだめなんかもそうだけど、「就職する方が負け組」みたいな空気なんだよね。芸大としてランクの高い大学ほどそれが顕著なので始末が悪い。 ただまあ、みんながみんな大成すると思うほど脳天気ではないから、保険として教職だけはとっておくと。それが30を迎えるころになって、芽の出る奴は立派に若木として育ち、芽の出ない奴はそろそろ諦める期に突入しはじめた。すると後者はもうホント先生になるしかないん

    才能のない子にどうやって美術への進路を思いとどまらせるか
  • 駄菓子屋にて -老婆は座して死を待つ-

    「今でもな、口だけは達者なんよ」 埃が積もった商品のない棚、空っぽのアイス用クーラー。 一見廃墟にすら見える店内で,100才にもなろうとしている彼女は呟いた. この日僕ら双子の兄弟が、この駄菓子屋を訪れたのは全くの偶然だった. 10年以上前、僕らが小学校だったとき、その駄菓子屋は僕らの社交場だった. 親からもらった100円玉を宝物のように握り締めて、少年達がそこを訪れる. 10円ガム、20円のチューベット、5円のメンコ。 50円で当てたくじびきの一等賞。かけがえのない、価値あるゴミたち。 その頃、100円は確かに大金だったのだ。 また、キラキラに光るメンコたちもそこでは価値ある交換財として流通していた。 そこはまさに僕らの経済の中心地だったのだ。 のみならず、そこは政治の中心地でもあった。 放課後の夕焼け空の下、僕らは店の前で毎日真剣に討議していた。 議題は、教室内における権力闘争から3流

    駄菓子屋にて -老婆は座して死を待つ-
  • 消えかけの信号

    私の実家は千葉の片田舎にある。もっと言ってしまうと、田舎をイメージしたCMによく出てくる小湊鉄道沿線だ。その沿線(と呼ぶのも躊躇われるような僻地だが)にバブル最末期に出来た新興住宅地に私の実家は建っている。 今日は所用があってこの実家に帰ってきた。 駅に着きバスを待つこと20分。やっとやって来たバスに乗り込むと、乗客は私を入れて3人。当に素敵な田舎だ。 実はこれでも便利になった方だ。去年まではバスも通らず、駅から家までは歩くかタクシーぐらいしか交通手段がなかった。歩けば相当速く歩いてやっと家まで一時間、タクシーだと1500円はとられる距離。まあこれがうすのろのろとしたバスに乗って200円になったのだから、桁違いに便利になったと言ってもバチは当たんないと思う。 さて、そんな素敵なバスに乗ってしばらくすると他の二人の乗客は降りてしまって、バスは私の貸し切りになった。この調子だとバスは長続きし

    消えかけの信号
  • 二人暮らしと彼女について

    就職して、学生時代からの友人と二人暮らしを始めた。 二人暮らしを決めた当時は、お互い不安だった。学生時代同じ学科同じクラブ同じ研究室で年中無休べったりだったとはいえ、二人とも家族以外と暮らした経験が皆無だったのだ。レオパレスとかでお試し二人暮らししてからにしようか長期で旅行とか行ってみる?…などと色々と話し合った。でもまあお金も勿体無い。何とかなる、とか根拠のない自信が出てきたりする。 で、とりあえず見切り発車で行こう!ということで行き当たりばったりに家を探しに行って、勢いとのりで家を決めて、保証人お願いしがてら親に家をでることを告げて(なぜか二人とも相手親には評判がいいため、お互い「○○さんと一緒なら安心だわ」といわれてかるく許可が出た)、お金を払って、そうして8月から二人暮らしは始まった。 すると心配していたのが馬鹿らしくなるほどうまくいった。そうだ学生時代は今よりももっと長い間一緒に

    二人暮らしと彼女について
  • 通りがかった幼稚園で見た光景

    遊び時間らしく皆ちらばって遊んでいる。一人の男児がぱーっと走っては女児のスカートを覗き込み、女児にわーきゃーと言われていた。そして二つ縛りをしたわりと可愛い女児に向かっていく男児。スカートを覗き込む。 男児「パンツだー」 女児「……」 男児「?」(あれ?反応がない……みたいな顔) 女児「アンタ、人のパンツ見て何が楽しいの?」 男児「え……あ……」 女児「パンツなんか店にいくらでも売ってるじゃん」 男児「……」 女児「みんながきゃーって嫌がるのが楽しいだけなんでしょ。結局、構ってほしいんでしょ?」 男児「あ……え……」(泣きそう) 女児「友達いないの?アンタ」 男児「…………」(走ってどこかへいく) 女児「みんな、ああいうのは構えば構うだけつけあがるだけだから。無視したほうがいいよ」 正直萌えた

    通りがかった幼稚園で見た光景
  • 死んで殺してまた死んで

    人間は、死んだときこそ、価値がでる。だから試しに死んでみた。弔問客はぽつりぽつりと13人。これは多いか少ないか。わからないので殺してみた。 まずは1人目さっくりと。夜道でOL刺してみた。弔問客は同僚、友人、親類縁者。30人程集まった。次は2人目ざっくりと。中年リーマン切ってみた。落ち目の会社の同僚4人と、別れた子の6人ぽっち。ははははは。こいつ俺より少ねえぞ。次3人目はじっくりと。河原で女子高生をバラバラに。弔問客は100人以上も来やがった。同学年の生徒はずるくね?腹立ったので目についた学生殴っとく。あれはずるいと4人目は、70のババアを絞めてみた。ババアに身寄りはないようで、無縁仏に入れられた。しばらくしてから友人が、無縁仏に訪れた。昔話を切々と、日が暮れるまで話してた。 学校に、無理矢理連れて来させられ、嫌々済ませる100人よりも、数はたったの一人でも、心の底から悲しまれる、そんなバ

    死んで殺してまた死んで
  • 終電

    両手でつり革に捕まりながらふらふらしているおじさんがいた。そこそこ高齢にも見えるし、明らかに酔っぱらっている。なんか危なくて見ていられなかったので、席を譲ろうとしたら「酔ってない酔ってない」なんていう。いやいやいや。酔ってますから。自覚ない時点で危ないですから。呂律がまわってないですよ。あと酒くさい。でも座ろうとしない。結局僕は降りるまでそのおじさんと話した。 おじさんは酔っていた。何度も年齢を聞かれた。学生だと答えたが、やたらと出世しろといわれた。出世のまえに就職だと思ったが黙っていた。しかし60歳と言っていたが、そんな定年間近になっても出世というのはつきまとうものなんだろうか。退職金とかが現実的になってきて、もしかしたら一番意識させられる時期なのかもしれない。退職してしまえばその呪縛からも解き放たれるんだろうか。そうであればいいと思った。 おじさんはなんかご機嫌で、いまから飲もうと誘わ

    終電
  • 1