映画『大コメ騒動』が1月8日(金)にいよいよ全国公開となる。 大正時代に富山県で実際に起きた「米騒動」が題材になっており、当時の女性たち(おかか)が奮闘する様子が描かれている。おかかたちを演じるのは、主演の井上真央、富山県出身の室井滋、夏木マリら豪華な顔ぶれ。ほかにも富山県出身のキャストが多数出演している。 本作の公開を記念し、公開に向けて全3回のインタビュー連載をスタートする。 今回はその第1弾として、富山県のご出身で作家として大活躍されている山内マリコ氏に本作の魅力を聞いた。 作家・山内マリコさん米騒動は、日本初の市民運動と言われていて、なおかつ「女一揆」、女性運動でもありますから、当然本作では、フェミニズムに対する知識や配慮、フェミニズムをどう扱うか、どう描くかが重要になってきます。そこがダメダメだと、ものすごい反感を買いかねないのが今の時代です。逆に、そこさえしっかりできていたら、