ダイエー神戸三宮店では「シェイクアウト訓練」が実施され、従業員ら約40人が買い物かごを頭にかぶってしゃがみ込んだ=神戸市中央区で2019年1月17日午前10時、平川義之撮影 神戸市は6日、阪神大震災が発生した1月17日前後に市内で一斉に実施していた災害対応の「シェイクアウト訓練」を中止すると発表した。2015年から毎年「緊急速報メール」を配信していたが「受信音がうるさい」との苦情が多いことを考慮した。 訓練は地震発生を想定し、市内にいる全ての人の携帯電話に緊急メールが届くよう設定し、その場で身を守る行動をとってもらう。今年1月17日には午前10時に地震が発生したとの想定で、津波からの避難を促… この記事は有料記事です。 残り321文字(全文534文字)
JR東日本などは台風19号の影響で浸水被害を受けた北陸新幹線の車両、10編成についてすべて廃車にすることを明らかにしました。ただ、北陸新幹線の運行については、今年度末までに通常ダイヤに戻すことを目指すということです。 台風19号の影響で長野市にある新幹線の車両センターが浸水し、北陸新幹線の車両全体の3分の1にあたる10編成の車両が水につかりました。 JR東日本の深澤祐二社長は6日の会見で、車両の床下にあるモーターやブレーキの制御装置などが水につかっていて、完全な修理が難しいことから、所有する8編成を廃車にすることを明らかにしました。 また、JR西日本も所有する2編成を廃車にすることにしていて、浸水した10編成すべてが廃車になることになりました。 車両全体の帳簿上の価格は合わせて148億円にのぼり、部品の一部は再利用することを検討するということですが、会社では、損失分を今年度の決算に計上する
10月12日に東日本を直撃した台風19号は列島各地に被害の爪痕を残したが、湾岸沿いではなく、神奈川県川崎市の内陸に位置する「武蔵小杉」(神奈川・川崎市)が大きな被害を受けたことに驚いた人は多かったのではないか。 「住みたい街」ランキング上位の常連、武蔵小杉の台風被害は、数年間にわたって大きく影響の残る厄災となりそうだ。これまでに築き上げた街としての“ブランド価値”が一夜にして崩れ去りかねない事態が起きたのである。 台風19号がもたらした大雨によって多摩川沿いの街は泥水に浸かった。JRの緑の自動改札機、駅構内の通路を縫う黄色い点字ブロックも濁った水で見えない。道路に停まる車は、車体の半分ほどまで沈んだ──。
つい2週間前まで、誰もが憧れる高級タワマンだった。停電、断水、果てはマンション前に悪臭を放つ汚泥が溜まった。なぜこんな事態になったのか。発売中の『週刊現代』では、「人気の街」を襲った悲劇を徹底検証する。 駅前が川のようになった 「台風19号が上陸した10月12日の夜から停電してしまい、すぐにトイレも使えなくなりました。台風が通過した後、毎日朝5時すぎから業者がクレーンなどの重機を使って復旧作業をしています。 各部屋の電気は徐々に使えるようになってきましたが、完全ではなく、共用部の電気は消えたまま。何より個々の部屋のトイレはまだ復旧していないのです」 そう話すのは、47階建ての高級タワーマンション「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(以下、パークシティ武蔵小杉)に住む40代の女性だ。住民向けに携帯トイレが配布されたというが、使用している人は少ないようだ。 この女性が続ける。
千葉県に甚大な被害をもたらした大雨から一夜明けた26日、森田知事は被災地を視察したあと記者団に対し、「土地のぜい弱さを目の当たりにした。国には根本的な対策を考えてもらいたいし、県も全力で頑張りたい」と述べました。 森田知事は「各地の崩落現場を見て、土地のぜい弱さを目の当たりにした。どうやって止めたらいいのか、根本的な対策を国に考えてもらいたいし、県も全力で頑張りたい」と述べました。 県北西部に広がる印旛沼の状況については「まだ冠水状態が続いているが、排水作業を行っているところでよい方向に向かうのではないか」と述べ、今後、水位が下がっていくという見通しを示しました。 また、今回の大雨が、先月の台風15号、今月の台風19号に続く大きな災害となったことについて「私どもが落ち込んでいては『大丈夫か』と思われる。こういう時こそ前を向き、万難を排して復旧復興を推し進めるとともに被災者にとって最も大切な
かみす防災アリーナ(撮影/西岡千史)この記事の写真をすべて見る 今月12日に日本へ上陸した台風19号。千葉県や茨城県では、先月の台風15号に続く2カ月連続の直撃で、広い範囲で被害をもたらした。10月25日には、台風21号の影響で関東で大雨が降った。 【100円ショップで備える命を守る20品】 千葉県に隣接する茨城県南部の神栖市では、台風15号で1万軒以上の停電が発生。台風19号では利根川が氾濫し、床上浸水13棟、床下浸水78棟の被害が出た。ただ、堤防が決壊した久慈川の下流にある常陸太田市や那珂川が氾濫した水戸市などに比べると被害は限定的で、一部地域を除いて現在では多くの市民は通常の生活に戻っている。ところが、市民からは怒りの声が噴出している。住民の一人はこう話す。 「市は、総事業費で170億円をかけて今年6月に『かみす防災アリーナ』をオープンさせたのですが、アリーナは台風15号の時は市民の
台風19号の豪雨で相次いだ堤防の決壊による河川の氾濫。 特に被害が大きかった福島県の阿武隈川など8河川の流域で、浸水したエリアをNHKが分析した結果、そのほとんどが自治体の「ハザードマップ」などで浸水が想定されていたことがわかりました。 (動画をご覧いただくと、「浸水想定」と「実際の浸水エリア」を比較できます) NHKは、堤防の決壊などで広い範囲が浸水した8河川の流域について、国土地理院が推定した実際の浸水の範囲と、自治体のハザードマップなどであらかじめ浸水が想定されていた範囲を比較し、分析しました。 比較した河川の流域は、 ▽福島県と宮城県の阿武隈川、 ▽宮城県の吉田川、 ▽長野県の千曲川、 ▽埼玉県の入間川、越辺川、都幾川、 ▽茨城県の那珂川と久慈川です。 地図の重ねあわせの分析に使ったのは、自治体のハザードマップの元になる国土交通省の「浸水想定」と、国土地理院が航空写真を元に推定した
台風19号の豪雨で千曲川の堤防が決壊したことについて、長野市は国から決壊の情報を得ていたと説明していたことについて、「担当者の勘違いだった」として実際には国から決壊の情報を受けていなかったことを明らかにしました。 長野市は穂保とその周辺の住民へ大雨が降った今月12日午後11時半すぎに避難指示を出し、国も翌日の午前1時すぎ、5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を出しています。 また、長野市の加藤市長も「堤防が決壊のおそれがある」として午前2時すぎに緊急速報メールなどを通じて避難を呼びかけていました。 その後、堤防は決壊しましたが、結果的に堤防が決壊したという情報は市から住民に伝わっていません。 これについて、長野市は国から決壊の情報を得ていたものの公表しなかったと説明していましたが、24日の市長の定例会見で、鎌田富夫防災監が「取材に応じた担当者が勘違いをしていた」と述
停電が発生した武蔵小杉駅前のタワーマンション=川崎市内で2019年10月15日午後2時52分、吉田卓矢撮影 台風19号では、首都圏で近年増えているタワーマンションの住民も打撃を受けた。川崎市の武蔵小杉駅前では、地下にあるマンションの電気システムが浸水するなどし、停電や断水の被害が続出。4日目を迎えた15日も多くの住民が不便な暮らしを強いられている。 武蔵小杉はJRや東急東横線など複数の路線が乗り入れ、近年は住みたい街ランキングで常に上位に入る地域。駅前に複数のタワーマンションが林立する。 駅から数分の地上47階、地下3階のマンションは600戸以上が入居し、約1500人が暮らす。15日午後も停電、断水が続き、マンション前の路上には何本ものチューブが地下の駐車場へ伸び、水の排出が進められていた。 両手にスーツケースとバッグを持って出てきた50代女性は8階在住で「まだ何日もかかりそうなので、友人
台風19号の記録的大雨は首都圏有数の人気エリアにも牙をむいた。川崎市中原区の武蔵小杉駅近くの47階建てマンションは、地下3階にある電気系統の設備が浸水し、15日も停電が続いた。水害対策用の止水板が設置されていなかったことが要因の一つだと指摘する声もあり、都市型災害への対応が改めて課題として浮き彫りになった。 関係者によると、同マンションには止水板の設備がなかった。台風襲来の1週間ほど前には有志の住民らによる防災の勉強会も開かれ、「止水板を導入しないと停電になったときに生活が全部駄目になる」との話も上がったばかりだったという。オール電化のため住民への打撃は大きく、エレベーターも使用できない状態という。 連休明けの通勤・通学にも影響が及んでいる。JR武蔵小杉駅の横須賀線ホームは水没した影響で一部の改札が使えないほか、エスカレーターやエレベーターも故障し、15日の朝夕のラッシュ時には長い行列がで
台風19号がもたらした記録的な大雨によって被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 わたしは武蔵小杉に7年間在住している34歳男性です。普段は広告やPRなど、コミュニケーションのお仕事に携わっています。 このポストでは、台風によって冠水した武蔵小杉が、ソーシャルメディアの住人から【武蔵ウンコ杉】と命名されたことに関する記事です。 いち住人として悲しい感情は大きいのですが、一旦胸にしまいます。 それより、コミュニケーション屋として、「大勢の人々が短時間で波及的に街や住人に対する意見を自発的に発信した」という事実を考察してみます。 「がんばろうニッポン」の国災害大国ニッポンでは、これまで被災地に対するエールの声や、ボランティア志願者が自発的に集まることは珍しくない。これは、国民性として誇るべき習性です。 台風19号による被害に対しても、寄付やボランティアなど、ヒト・モノ・カネ、そしてエール
電機大手各社の拠点でも台風19号の被害による影響が出ている。 JR武蔵小杉駅近くのNEC玉川事業場(川崎市)は、一部の建物で停電した。同じく同駅そばにある富士通の拠点ではビルが浸水。両社とも15日は…
まず、下記リンク先の文章を読んでいただきたい。 武蔵小杉の浸水被害は叩いてもいいという風潮 - レールを外れてもまだ生きる - コロポンのブログ 武蔵小杉は私たちのような共働きおのぼりさん夫婦を受け入れてくれる場所だったということもあり、このエリアに住み始めてもう5年ほど経過。そうこうしてる子どもも生まれて、街に愛着も持つようになりました。 この文章を読み、私はずっと前からモヤモヤしていたタワーマンションに対する気持ちが整理できたので、言葉にしてみたいと思う。 「地方でいう、山を切り拓いて作ったニュータウン」の首都圏版 タワーマンション。 不動産屋さんのtwitterアカウントがやたらと持ち上げていることも含めて、近寄りがたいなぁとは思っていた。ちょっと昔、耐震偽装問題が世を騒がせたことも記憶に新しい。 それと、タワーマンションの立っている土地は、なんだか水害に弱そうな気がしていた。 武蔵
台風19号の影響で、東急東横線武蔵小杉駅近くの47階建てタワーマンション1棟が、24階まで停電したまま、エレベーターが使えない状況になっている。川崎市が取材に明らかにした。地下3階の電気系統の設備に…
台風19号の浸水の影響で、川崎市にあるJR横須賀線の武蔵小杉駅は、すべてのエスカレーターとエレベーターが使えなくなっています。15日朝は通勤ラッシュの時間帯に混雑が発生し、JRの社員らが誘導に当たりました。 このため台風が通過して最初の平日となった15日朝は通勤客らで激しい混雑となり、JRの社員のほか鉄道警察隊の警察官も出て誘導に当たりました。 中でもJR南武線のホームにつながる連絡通路では一時、通過に1時間近くかかったということで、会社に電話で連絡を入れる人の姿も見られました。 タワーマンションが建ち並ぶ新南口では自動改札機も故障し、2つある改札口のうち1つが使えない状態が続いています。 JR東日本によりますと、設備の復旧の見通しは現時点ではたっていないということです。
県内でも大きな被害を出した台風15号の来襲から九日で一カ月。災害時に約一万人を収容できる施設として六月に開館した神栖市木崎の「かみす防災アリーナ」は当時、強風で破損したため休館し、市は住民向けの避難所として開放しなかった。これに、本紙読者部に「市の対応はおかしい」との声が届き、市にも同様な意見があったという。市の対応を振り返った。 (水谷エリナ) 市によると、九日朝から十日昼ごろにかけ、市内最大約一万三千軒で停電が発生。停電地域の大野原コミュニティセンター(大野原)と、うずもコミュニティセンター(知手中央)を開放し、大野原に最多で四十四人が自主避難した。
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