NTT が構築してきたインフラ網として,公衆電話網,地域 IP 網,そして NGN がある。 たとえば公衆電話では電話番号がそのままルーティングに活用されており,電話交換機の仕組みと市外局番・市内局番の関係を調べると実に面白い。 また,地域 IP 網によってブロードバンドが提供されるようになっても,効率性や合理性の観点から,ISP によっては PTR で逆引きすることによってある程度はグローバルアドレスから県ぐらいまでの特定は可能なようだ。これは,昔のフレッツ網は県間通信が制限されていたため,特定の県内網にしか出口を持たない ISP が居たり,あるいは全国でサーヴィスを提供する ISP であっても県内網ごとにネットワークの出口を設けていたためである。 さて,では NGN ではどうだろう。 NGN では IPv6 が割り振られ,近年は IPoE の利用によって NGN から払い出されるアドレ