【単独インタビュー】『ナミビアの砂漠』河合優実と山中瑶子監督が共鳴した“今を生きることの混沌” Atsuko Tatsuta 第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した河合優実主演、山中瑶子監督の映画『ナミビアの砂漠』が9月6日(金)に公開されました。 脱毛エステサロンに勤めるカナ(河合優実)は、恋人である不動産関係のサラリーマン・ホンダ(寛一郎)と同居しているにもかかわらず、クリエーターのハヤシ(金子大地)と浮気をしている。ほどなくホンダと別れ、ハヤシと暮らし始めるが、時折、行き場のない憤りに突き動かされ、ハヤシと喧嘩を繰り返す。ぞんざいな言動がもとで職場をクビになったカナは、カウンセリングを受けるが──。 19歳で初監督した『あみこ』(17年)が第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で選出されるなど、鮮烈のデビューを飾った山中瑶子。それから7年、長編第2作目