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covid-19と小説に関するnarwhalのブックマーク (2)

  • 1980年代に書かれたコロナ禍を予測したようなSF作品

    1980年代にコロナ禍を予測したような日SF小説作品があった。 大原まり子『薄幸の町で』。 去年くらいにもこの作品世界が予言的だとSFファンのツイッターで少し話題になった。 80年代前半といえば、ウィリアム・ギブスンが『ニューロマンサー』を出した少し後くらいで、日でも神林長平、柾悟郎といったハードSF的なリアリティのベースになる知識も豊富なうえでそれまでにない繊細な感性を言語化するあらたな才能が頭角を現してきた頃だ。 大原まり子もそのムーブメントの中心にいて、詩的かつひりつくようなリアリティが持ち味だった。 連作である『有楽町のカフェーで』の中で作家志望の男の子目線で語られるとてもしあわせそうな女友達との関係が、『薄幸の町で』の中では致死性の感染症で一度も触れ合うことのないまま終わってしまう。 アメリカはもう死んでしまった。 ヨーロッパ各国も。 オーストラリア、中国も。ソヴィエトも半

    1980年代に書かれたコロナ禍を予測したようなSF作品
  • カミュの小説「ペスト」在庫切れ相次ぐ 伝染病の脅威、後手に回る行政 現状と重ねてか | 毎日新聞

    新型コロナウイルスの感染拡大で深刻なマスク不足が生じているのと同じように、ある名著の在庫切れが全国の書店で相次いでいる。フランスのノーベル文学賞作家、アルベール・カミュ(1913~60年)が47年に発表した小説「ペスト」。閉鎖された環境下で伝染病の脅威と闘う登場人物の姿や、後手に回る行政の対応を描いた場面に、日の現状を重ねる人が多いのかもしれない。 カミュは第二次世界大戦中に新聞記者として反戦記事を書くなど活躍し、「異邦人」で小説家デビュー。病気や戦争など、理屈や信仰だけでは対峙(たいじ)できない不条理をテーマに小説を書き続けた。 「ペスト」は40年代のアルジェリア西部のオラン市が舞台。高い致死率を持つ伝染病の発生が確認されたことで街が封鎖され、愛する人との別れや孤立と向き合いながらも見えない敵と闘う市民を描く。予防措置に慎重な姿勢を示す役人に対し、主人公の医師リウーが「市民が死滅させら

    カミュの小説「ペスト」在庫切れ相次ぐ 伝染病の脅威、後手に回る行政 現状と重ねてか | 毎日新聞
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