25日に台風15号豪雨災害の現場視察を行う田辺信宏市長(市公式Twitterより) 自衛隊の災害派遣要請、誰が、いつ、どのようなタイミングで行うべきなのか――。災害が発生するたびに取り沙汰される議論が、24日に東海地方に大きな豪雨被害を与えた台風15号でまた巻き起こっている。 東海各県で豪雨被害により土砂崩れや道路の寸断、市街地の浸水被害などが多く発生した。静岡県静岡市清水区では特に断水被害が目立った。同市危機管理総室によると、同市内を流れる興津川の取水口に流木が詰まり、取水障がいが発生したことなどにより約6万3000戸が断水したのだという。住民らはTwitterなどSNS上で給水車に並ぶ長い列や写真を次々にアップし窮状を訴えている。 静岡県は24日午後2時の段階で、静岡市を含む23市町に対する災害救助法の適用を決定した。断水に対しても近隣の自治体に給水車の派遣要請を行うなどしていたが、自